球団は「協議の結果、契約保留者名簿に記載しない」と発表
日米通算197勝の田中将大投手(36)が24日、自身のYouTubeチャンネル「マー君チャンネル 田中将大」で楽天を退団することを発表した。
冒頭で「このたび、私は楽天イーグルスと来季の契約を結ばずに新たなチームを探すことに決めました」と報告すると、ふぅと大きな溜め息。「これまでお世話になった球団関係者の皆様、スタッフの皆さん、チームメイトのみんな、ありがとうございました」と感謝の気持ちを述べた。
ファンに向けては「イーグルスで日本一になることを目標に、皆さんとともに日本一になりたい一心でプレーしてきました。この4年間でその目標が叶わず本当に残念です」と心中を吐露。「来季はどこでプレーするか、まだ何も分からない状態ですけれども、今の自分は良いコンディションで良いトレーニングを積むことができています」と移籍に向けて動いていることを明かした。
退団を決断した理由については明らかにしていない。田中は200勝達成が期待されていた今季、わずか1試合の登板で0勝1敗、防御率7.20に終わっていた。
楽天球団も「協議の結果、11月30日提出予定の契約保留者名簿に記載しない」と発表。ヤンキースから復帰して4年。2013年に無傷の24連勝で日本一に導いたレジェンド右腕の野球人生はターニングポイントに差し掛かっている。
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