東京ヤクルトスワローズの必勝パターン(先発)
東京ヤクルトスワローズの先発は、小川泰弘、石川雅規、原樹理の三本柱が基本で、2014年オフにロッテからFA移籍してきた成瀬善久、ベテランの新垣渚、山中浩史らを加えた投手陣でローテーションを回していきます。
ジャイアンツの菅野、タイガースのメッセンジャーのような絶対的なエースはいないものの、制球力が高く試合を作ることができる先発ピッチャーが多いのが特徴です。
2015年ドラフト1位の原樹理のボールは、「ライジングシュート」と呼ばれる浮き上がるような軌道を描いて右打者の胸元に食い込んでくるのが特徴で、新人ながら2ケタ勝利を期待されています。
東京ヤクルトスワローズの必勝パターン(中継ぎ)
中継ぎは昨年セリーグ最多登板となる74試合に登板し、防御率は2.36と好成績を残した秋吉亮、新外国人のジョシュ・ルーキ、村中恭兵らが担当します。
秋吉は右変則サイドスローから150km近いキレのあるストレートを投げ込み、さらにスライダー、チェンジアップ、シンカーと変化球も多彩で、侍ジャパンにも選出されるなど日本を代表するセットアッパーになりました。
また、新外国人のルーキも開幕から好調で、20試合に登板して防御率は1.74とチームの勝利に大きく貢献しています。
東京ヤクルトスワローズの必勝パターン(抑え)
東京ヤクルトスワローズの抑えはローガン・オンドルセクが最後に控えており、8回の裏までリードしていれば、ほぼ勝利をものにすることができるでしょう。
2015年にヤクルトに入団すると、セットアッパーとして72試合に登板、リーグ最多タイの33ホールドとリーグ2位の38HPを記録して優勝に貢献しました。
昨年守護神として大活躍したトニー・バーネットがメジャーリーグに移籍したため、今年はオンドルセクが最後を任されます。150kmを超える速球に縦に大きく曲がるカーブ、カッター、スライダーなど球種も豊富で、バッターにとっては非常にやっかいな投手です。
まとめ
東京ヤクルトスワローズは、このように中継ぎと抑えに優れたピッチャーが控えているので、いかに先発陣が6回、7回まで踏ん張り、リードしたまま後ろの秋吉、ルーキ、オンドルセクらにつなぐことができるかが鍵となりそうです。
また、期待されながら結果を残すことができていない杉浦稔大、本来の調子とはほど遠い館山昌平が先発に復帰すると、先発ローテーションにも余裕ができ、チーム力はさらに高まるでしょう。
以上「2016版 東京ヤクルトスワローズの必勝パターン」でした。