千葉ロッテマリーンズ・必勝パターン(先発)
涌井秀章、スタンリッジ2人のエースを軸に、二木康太、石川歩、藤岡貴裕を加えた5人でローテーションを回します。
2016年の開幕投手を務めた涌井が今シーズンは絶好調、5月で早くも5勝を挙げ、チームの勝ち頭として活躍しています。石川歩も5月の時点で3勝2敗ながら、防御率は1.45とパ・リーグの防御率ランキングで2位につけるなど好調を維持、今シーズンは活躍が期待できそうです。
他の先発候補として、唐川侑己の復活に期待したいところ。唐川は高卒4年目にして12勝を挙げるなど、エースとしての活躍が期待されていたものの、ここ数年は思うような結果を残せていません。生え抜きで地元千葉出身の唐川が活躍するとチームにも勢いがでるので、今年こそ活躍を期待したいです。
千葉ロッテマリーンズ・必勝パターン(中継ぎ)
ロッテの中継ぎ陣は非常に充実しており、内竜也、益田直也、松永昂大のセットアッパーには不安はありません。
内竜也は昨年、中継ぎと抑えに大活躍。西野勇士の故障離脱後は、シーズン終了までクローザーとして起用され、6セーブを挙げるなど活躍しました。
また、益田直也も4年連続で50試合以上に登板するなど、ロッテの中継ぎとして定着。先発が6回までに試合を作って、チームがリードしていれば勝利が大きく近づくといえるでしょう。
若手のピッチャーとして期待したいのは、2014年にドラフト2位で京都大学から初めてのプロ野球選手として入団した田中英祐。プロ入り後はプロの壁に苦しんでおり、昨年はほとんど一軍で登板する機会がなかったものの、まずは二軍で実績を作り一軍で中継ぎとして経験を積みたいところ。注目されている田中が活躍することで、チームも活気づくことでしょう。
千葉ロッテマリーンズ・必勝パターン(抑え)
ロッテの抑えには頼もしい守護神・西野勇士が控えています。
西野は侍ジャパンや第1回WBSCプレミア12の日本代表にも選ばれ、150kmの速球と鋭く落ちるフォークが武器で、スライダーやカーブも投げ球種も豊富。さらにコントロールもよく、欠点がない投手で安定感があります。
2014年と2015年には2年連続で30セーブ以上を記録、防御率も1点台と素晴らしい成績を収めています。
ロッテとしては絶対的な抑えが9回に控えているので、先発で先行、中継ぎが抑え、最後は西野が締めてゲームセットという試合展開がベストです。
まとめ
ロッテの抑え・中継ぎ陣は、ソフトバンクと並びパリーグでもトップクラス。いかに先発陣がゲームを作るかにかかってきます。そのため、涌井やスタンリッジなど実績のあるピッチャーだけでなく、若手ピッチャーの奮起が求められています。
リードしている状態で中継ぎ陣にバトンタッチすれば、かなりの確率で勝利を手にすることができるため、先発陣が序盤で崩れることなく、いかに安定的したピッチングができるかということが優勝への鍵となりそうです。
以上「2016版 千葉ロッテマリーンズの必勝パターン」でした。