今季6度目の先発で初勝利目指す赤星優志
15日から東京ドームで行われる巨人―阪神の3連戦。前半戦最後の伝統の一戦の初戦は、巨人が赤星優志、阪神はジェレミー・ビーズリーが先発する。
巨人の赤星は今季ここまで13試合に登板(先発は5試合)して0勝5敗1ホールドと今季まだ白星がない。防御率3.12、QS(6回以上自責点3以下)は1度のみと、ピリッとしない投球が続いている。
6月30日に出場選手登録を抹消されたが、その後、二軍で2試合に登板。直近では9日にイースタン・リーグのオイシックス新潟戦(ジャイアンツ球場)に先発し、5回59球3安打無失点の好投を見せ、一軍再昇格を勝ち取った。
阪神戦には今季3試合に登板(先発が2試合)し、0勝2敗、計10イニングを投げて4失点の成績だが、昨季は防御率1.93、2022年が3勝0敗、防御率1.13と得意としていた。今日の登板でも“虎キラー”ぶりを発揮し、今季6度目の先発で初勝利なるか注目だ。
巨人戦11.2イニング無失点のビーズリー
一方、阪神先発のビーズリーはここまで6試合に先発して3勝1敗、防御率1.73をマーク。QSも4度記録するなど、安定した投球を見せている。
前回登板した5日のDeNA戦(甲子園)でも6回100球を投げ、8安打を浴びながらも9奪三振1失点と粘投。白星こそつかなかったが、先発としての役割を十分に果たしていた。そこから中9日で今日の登板に臨む。
巨人とは今季5月25日に甲子園で1度対戦。その際は6回89球を投げて3安打7奪三振無四球無失点の快投で、今季2勝目を飾った。東京ドームは昨季2試合登板して5.2イニング無失点と相性の良いマウンド。今日も好投に期待がかかる。
チームは現在4位ながら、首位巨人とのゲーム差はわずか1.5。カード3連勝となれば一気に首位へ浮上する可能性も秘めている。前半戦首位ターンへ、まずは今季好調な助っ人右腕が先陣を切る。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・M.ヤフーレ-中日・梅津晃大(神宮)
DeNA・濵口遥大-広島・アドゥワ誠(横浜)
【パ・リーグ】
日本ハム・福島蓮-楽天・瀧中瞭太(エスコンF)
西武・菅井信也-オリックス・A.エスピノーザ(ベルーナドーム)
ソフトバンク・大関友久-ロッテ・西野勇士(みずほPayPay)
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