今季4勝すべて楽天戦で挙げている今井達也
楽天戦13連勝中の西武・今井達也が13日、楽天モバイルパークで行われる同戦に中7日で先発する。
8年目右腕は今季ここまで14試合に先発して4勝5敗と黒星先行も、リーグ3位の防御率2.16をマーク。QS(6回以上自責点3以下)も11度記録と安定した投球を見せており、8日には監督推薦で3年ぶり2度目のオールスター出場も決まった。
前回登板した5日のロッテ戦(ベルーナドーム)では、5回110球を投げて5安打6奪三振6四球3失点(自責は2)と粘り切れず、今季5敗目を喫した。そこから中7日で今日の登板に臨む。
楽天戦は今季も4戦4勝、全4試合でHQS(7回以上自責点2以下)をマークし、今季の全白星を稼ぐなど相変わらずのキラーぶりを披露。前回登板の勝利で2021年10月15日から続いている対楽天戦の連勝を13に伸ばし、先輩・菊池雄星の最長記録にも並んだ。今日の登板でもその相性の良さをいかんなく発揮し、先輩エースの記録更新なるか注目だ。
6月は2度二軍落ちした岸孝之
一方の楽天は岸孝之が先発。プロ18年目を迎えた右腕はここまで11試合に先発して2勝7敗と黒星先行で、防御率3.93、QSも6度のみ。特に6月は失点がかさみ3連敗とピリッとしない投球が続き、2度の二軍落ちも味わった。
直近では3日に二軍のイースタン・リーグ、ヤクルト戦(戸田)で先発し、8回109球を投げて8安打9奪三振5失点(自責は4)の内容だった。そこから中9日あけて今日の登板を迎える。
西武戦には5月12日(ベルーナドーム)に1度先発。今日と同じく今井と投げ合い、6.2回113球を投げて10安打6失点で黒星を喫した。そのリベンジもかけて、6月2日のヤクルト戦以来となる本拠地のマウンドに上がる。
相手先発の今井は“楽天キラー”なだけに、味方打線の大量援護は期待できない。何とか最少失点に抑え、5月26日以来となる勝利を手にしたいところだ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
日本ハム・D.バーヘイゲン-ソフトバンク・大津亮介(エスコンF)
ロッテ・種市篤輝-オリックス・L.カスティーヨ(ZOZOマリン)
【セ・リーグ】
巨人・F.グリフィン-DeNA・吉野光樹(東京ドーム)
中日・涌井秀章-阪神・伊藤将司(バンテリンドーム)
広島・大瀬良大地-ヤクルト・小澤怜史(マツダスタジアム)
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