早くも昨年の近本を上回る79万票超え
今年は7月19日と20日の2日間にわたりエスコンFと神宮で行われる『マイナビオールスターゲーム2024』。出場選手を決めるファン投票は6月23日(日)まで受付中で、その中間結果の発表が24日(月)までの土日を除く毎日実施されている。
大きな話題となっているのが、“本拠地開催”となる日本ハム勢の躍進だ。
11日時点で9名がファン投票1位を走っているうえ、外野手部門の万波中正はすでに79万7291票の得票数をマーク。2008年以降の最多記録となった昨年の両リーグ最多得票者・近本光司(阪神/76万9587票)をすでに上回っており、2007年の山崎武司(楽天/109万4803票)以来となる「100万」の大台超えも視界に捉えている。
直近のリーグ最多得票者を振り返ってみると、当然ながら球界を代表するスターの名前がズラリと並ぶ。
実は新型コロナウイルスの影響で中止となった2020年を除き、両リーグ最多得票者は2012年の稲葉篤紀(日本ハム)から2022年の山川穂高(西武)まで長らくパ・リーグの選手が君臨していた。
その流れをストップしてみせたのが、昨年の阪神・近本。今年も現時点でセ・リーグ外野手部門の第1位に立っているが、得票数は58万4550。万波の凄まじさが際立っている。
1位は驚異の158万票
ファン投票の受付締切は6月23日(日)。残り10日と少しの間に、万波はどこまで数字を伸ばしていくことができるだろうか。
上でも少し触れているように、100万票を超えると2007年の山崎武司(楽天)以来で実に17年ぶりの快挙となる。
さらにその向こう側、歴代最多得票数の記録を探ってみると、No.1の座に君臨していたのが2003年の今岡誠(阪神)。得票数は驚異の「158万8712票」だった。
2003年の今岡と言えば、1番打者としてキャリアハイとなる打率.340を叩き出して首位打者のタイトルを獲得。チームを1985年以来のリーグ優勝に導く原動力となった。
この年はオールスターもまさに“猛虎フィーバー”で、セ・リーグのファン投票11ポジション中9ポジションを阪神の選手が独占。うち8名は100万票以上を記録している。
迫る「大台超え」と高くそびえる「今岡超え」。万波はこの2つのターゲットにどれだけ迫り、達成することができるか。15時の中間発表を引き続き楽しみに見守りたい。
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