メジャー絶賛の守備を魅せる菊池涼介選手|【SPAIA】スパイア

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メジャー絶賛の守備を魅せる菊池涼介選手


「エリア33」と称される守備範囲

イチロー選手(マーリンズ)の守備範囲に敬意を表してマリナーズ時代、本拠地であるセーフコフィールドでは、ライト付近が「エリア51」と呼ばれていた。もともと「エリア51」とは、アメリカ空軍の基地の名称であり軍事施設だ。イチロー選手の背番号である「51」と「エリア51」を引っ掛けて、セーフコフィールドのライト=「エリア51」と呼ばれるようになったのだ。
日本では菊池選手の守備範囲が広すぎることから、ネットを中心に菊池選手の守るセカンド付近を「エリア33」と呼ぶ人が増えた。「エリア33」の範囲はセンター、ライトの前方から一、二塁間と広く取られている。通常であればヒットになっている打球もアウトにしてしまうことから、他のチームファンからは恨めしがられている。

歴史に残る守備の記録『補殺トップ3』を独占

2013年に菊池選手はプロ野球史上4人目となる年間500補殺を達成した。
補殺というのは聞き慣れないかもしれない。簡単に説明するとアウトを取るために送球を行うことでメジャーリーグではassist(アシスト)と表現される。「補殺」の「補」は「捕」と混同しがちだがアウトを成立させることを「補う」ので「補」が正しい漢字となる。
長いプロ野球の歴史で年間500補殺を達成したのは、1948年の杉浦清選手、1954年の鈴木武選手、1955年の坂本文次郎選手と60年以上前の選手たちだ。アンタッチャブルに近い数字を菊池選手は2012年にデビューして以降、2013年、2014年、2016年と3度達成しているのだ。
2016年現在で菊池選手は、シーズン補殺数ランキングトップ3を独占しており、引退するまでにベスト10を独占してしまいそうな勢いだ。菊池選手自身も補殺にはこだわっており「年間補殺上位トップ3を独占したい」と語っていた。その目標が2016年シーズンで達成されたこともあり2017年シーズンからは新たな目標に期待したいところだ。

守備範囲が広すぎるゆえのエラー

菊池選手は「エリア33」と称される守備範囲を誇り年間での補殺も500以上を記録している。しかし、守備範囲が広いゆえにエラーも増えていた。通常であれば、グラブに触れることのできない打球でも追いついてしまい、エラーとなることも多くなっていた。
レギュラーに定着した2013年のエラー18個となっておりセカンドの中では最多となっている。エラーを減らすために守備範囲を狭め捕れる打球だけを確実に処理することも可能だ。しかし、菊池選手はそれをせず守備範囲を維持したままで、エラーを減らすよう練習を重ねた。
その甲斐もあり、翌2014年には535補殺、12エラーと補殺は増加しエラーは減少したのだ。以降も、菊池選手は毎年エラーを減少させ2015年は10個、2016年は4個となっている。
圧倒的な補殺数を誇っている菊池選手が2016年は守備率.995を記録する。この結果、初めて守備率でも両リーグトップとななったのだ。
守備範囲が広すぎるがゆえのエラーを犯していた菊池選手はエラーを減らし進化したのだ。

守備はメジャー級!?メジャー公式サイトでも紹介

菊池選手の守備は日本だけでなく、アメリカでも取り上げられている。メジャーリーグの公式サイトでもあるMLB.comでは、2014年11月に行われた日米野球において菊池の守備が紹介されている。
打撃のハイライトシーンを含めて、16本もの動画を菊池選手は取り上げられているが、そのうち6本が守備に関する動画だ。広い守備範囲、グラブトス、強烈な打球の処理と様々なプレーが対象になっており菊池選手への注目度が高いことがよくわかる。また、ミスした動画も上がっているのはご愛嬌といったところだろうか。
また、2016年シーズンまで広島でチームメートとして戦った黒田博樹選手は菊池選手の守備に対して「20年間プロでやってきてあんなプレーができるのは菊池ぐらい。あれだけ、肩が強く守備範囲の広い選手はいない。」とコメントを残している。
黒田選手は広島カープだけでなく、ロサンゼルス・ドジャース、ニューヨーク・ヤンキースでメジャーリーグを経験し、世界最高球のプレーヤーたちを数多く見ている。その、黒田選手の言葉はほかのプレーヤーの言葉よりも重みが感じられる。
菊池選手の守備はメジャー級ということを裏付ける貴重なコメントだ。

守備だけじゃない!打撃も小技もできる!

菊池選手は守備を取り上げられることが多いだが、2016年シーズンは守備だけではなく打撃でもチームに大きく貢献している。打率.315、13本塁打、56打点と2番打者として田中広輔選手、丸佳浩選手と”タナキクマル”トリオを形成しチームを打撃面でも引っ張った。また、181安打で最多安打のタイトルを獲得する。
そして、リーグトップとなる23犠打を記録する一方で、13本塁打のパンチ力もあり意外性のある一発を放つ。
2016年シーズンでは、8月7日の巨人戦で放った3連敗を阻止する起死回生の同点ホームランが象徴的だ。この試合で広島が巨人に敗れると同一カード三連敗となり、ゲーム差は3.5へと縮まってしまう瀬戸際の試合だった。9回裏二死無走者から打席に入った菊池選手は、巨人のクローザー澤村拓一選手が投じた初球をレフトスタンドへ運んだのだ。この後、新井貴浩選手のサヨナラツーベースを生み劇的な勝利を収める。
2016年シーズンの明暗を分けたと言ってもいい試合だった。
菊池選手は意外性のある一発、そして状況によっては犠打もできる。そんなマルチプレーヤーなのだ。

メジャー志向はない!?

菊池選手は2016年現在でメジャー志望を表明していないが、最高級の守備に加え打率3割を打てる打撃があればメジャーリーグでのプレーを見たいファンも多いはずだ。菊池選手が海外FA権を獲得するのは2021年シーズン中となりまだ先だ。しかし、前田健太選手(広島→ドジャース)の例を見るとメジャー挑戦の思いが強ければ、FA権取得を待たずしてポスティングで移籍することも考えられる。
ダルビッシュ有選手(日本ハム→レンジャーズ)のように「メジャーに興味はない」と発言していた選手が撤回し、挑戦するケースもあるので菊池選手の発言に要注目だ。

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