武内は多彩な変化球を駆使する実戦派
3日の西武-オリックスで注目の投げ合いが実現する。西武のドラフト1位ルーキー・武内夏暉とオリックスの4年目の剛腕・山下舜平大だ。
武内は福岡・八幡南高から国学院大に進学し、3年秋のリーグ戦で優勝に貢献してMVP。東都リーグ通算14勝を挙げ、昨秋ドラフトでソフトバンク、ヤクルトを含めた3球団競合の末、西武に入団した左腕だ。
最速153キロのストレートにツーシーム、フォーク、チェンジアップ、カットボール、スライダー、カーブを駆使。打者のタイミングを外して打ち取り、けん制もうまい実戦派と言えるだろう。
オープン戦でのテスト登板を経て、3月27日のイースタン・リーグ、ロッテ戦では4回1安打1失点。開幕5戦目での先発に抜擢された。
緊張のプロ初マウンドで投げ合う相手は昨年優勝チームの若手ホープ。今後数年間、ファンを楽しませてくれる投手同士の初対決となるかもしれない。
山下は昨季西武戦の防御率0.69
オリックスの山下舜平大は昨年プロ初登板で開幕マウンドに立ったが、今季は5戦目でようやく出番が巡ってきた。
最終調整は3月26日にウエスタン・リーグが中止となったため京セラドーム大阪で行った阪神二軍との練習試合。最速157キロをマークし、7回2安打2失点と上々の試運転だった。
昨季の西武戦は、衝撃デビューを果たした開幕戦を含む4試合に登板して3勝0敗、防御率0.69。26イニングで29三振を奪うなど完璧に封じ込んだ。
絶対エース山本由伸と昨季11勝の山崎福也が抜けた今季、4連覇を果たすには21歳の剛腕の力が欠かせない。西武のドラ1にプロの投球を見せつけられるか注目だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
中日・大野雄大-巨人・Y.メンデス(バンテリンドーム)
阪神・伊藤将司-DeNA・濵口遥大(京セラドーム大阪)
広島・大瀬良大地-ヤクルト・高橋奎二(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
日本ハム・北山亘基-楽天・岸孝之(エスコンF)
ソフトバンク・東浜巨-ロッテ・C.C.メルセデス(PayPayドーム)
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