高校野球における背番号3とは?
高校野球における背番号は、1番が投手、2番が捕手、3番は一塁手とポジションを表している。そのため、一塁手として活躍した選手は3番をつけていることがほとんどだ。古くはPL学園の清原和博、近年では2015年夏に話題を独占した早稲田実業の清宮幸太郎も3番だった。
プロになる多くの選手が高校時代にエースピッチャーやショートをしており、ファーストの選手はそれほど多くない。背番号3でピンとくる選手は清原くらいではないだろうか。背番号目線で甲子園を観戦するのも面白いかもしれない。
背番号3といえば長嶋茂雄
プロ野球における背番号番といえば、“ミスタープロ野球”こと長嶋茂雄だろう。立教大学から読売ジャイアンツに入団し、常に全力でプレーした長嶋は国民的スターとして現役時代を全うした。巨人では永久欠番になっているが、他球団に入団した選手が長嶋に憧れて3番をつけることもあった。
現役引退は監督になり、2000年から再び現役時代の3番に変更した。その際、背番号をジャンパーで隠して報道陣を焦らし、ここぞという場面で公開するという粋な演出も行われた。
背番号3番の名選手たち
長嶋を始め、背番号3番の名選手は数多い。巨人では“初代三冠王”中島治康や“守備の名手”千葉茂、広島では“鉄人”衣笠祥雄、中日では“ミスタードラゴンズ”立浪和義、ロッテでは“安打製造機”榎本喜八だ。また、“平成の三冠王”松中信彦も3番だった。
投手は珍しく、球史に残るような強打者やドラフト上位指名の期待の若手が圧倒的に多い。
メジャーリーグにおける背番号3とは?
メジャーリーグにおいて背番号3といえば、“野球の神様”でありレジェンドのベーブ・ルースだが、その理由は単に3番バッターを務めていたからだ。当時のメジャーリーグは打順をそのまま背番号としていたのだ。また、日本とメジャーリーグでは背番号についての考え方が違い、「ベーブ・ルースがつけていた背番号だから、3番をつけたい」という話もあまり聞かない。
現在プロ野球で背番号3を背負う選手は、球団やファンの期待を背負っていると言える。背番号に注目してみると、野球の楽しみ方が増えるだろう。