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2年連続トリプルスリー!山田哲人の凄さの秘密とは

2017 8/17 16:20
野球
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前人未到の2年連続トリプルスリー

山田哲人選手といえば、やはり「トリプルスリー」だ。2016年シーズンはNPB史上初の2年連続トリプルスリーを達成。もともとこの記録はNPBの長い歴史を見ても10人しか達成しておらず、複数回、それも連続で達成したというのは山田哲人選手が初めてなのだ。
実際に今まで達成した選手たちの成績をまとめてみると

1950年 岩本義行(松竹ロビンス) .319 39本 34盗塁
1950年 別当薫(毎日オリオンズ) .335 43本 34盗塁
1953年 中西太(西鉄ライオンズ) .314 36本 36盗塁

1983年 簑田浩二(阪急ブレーブス) .312  32本 35盗塁
1989年 秋山幸二(西武ライオンズ) .301 31本 31盗塁
1995年 野村謙二郎(広島東洋カープ) .315 32本 30盗塁

2000年 金本知憲(広島東洋カープ) .315  30本 30盗塁
2002年 松井稼頭央(西武ライオンズ) .332  36本 33盗塁
2015年 山田哲人(ヤクルトスワローズ) .329  38本 34盗塁
2015年 柳田悠岐(ソフトバンクホークス) .363  34本 32盗塁

そして2016年の山田哲人選手が.304 38本30盗塁という成績を残した。どの選手も球史に名を残すほどの活躍を見せた選手ばかりなのだが、山田選手はもしかしたら彼らをさらに凌駕する存在になるかもしれない。

秘密はスイングにあり!

山田哲人選手がこれだけの成績を残せるのには、いったいどんな秘密があるのだろうか。身長180cmに体重76kg、プロ野球選手の中では決して大柄というほどではない。
もともとドラフト1位で入団しているように、高校の時から非凡な才能を見せていた。高校通算は31本塁打、何よりもスイングスピードが早く、高校の先輩であるT-岡田選手を上回る154km/hを記録したこともあったほどだ(T-岡田選手は150 km/h前後だったそうだ)。
スイング自体は決して大振りではなく非常にコンパクトなスイングをしており、どんな球でもしっかりと引き付けつつ、強い打球を打つことができる。内角の厳しい球でも、体を回転させたり、左ひじをうまく抜くことでしっかりとサバくこともできるのだ。どんな球でも自分のスイングで対応できるのが、彼の強みの1つだろう。
またスイングスピードだけでなく、打球にバックスピンをかける技術も非常に高いものを持ち合わせている。ボールの下をしっかりと叩くことによってきれいなバックスピンがかかり、打球に飛距離を残すことができるそうだ。体格がなくてもあれだけのホームランを量産できるのはこの技術のおかげのようだ。
ボールの下を叩けば、おのずと打球にも角度が付き、さらに飛距離は伸びていくだろう。ちなみに山田選手の場合はおよそ35度の角度で上がればいい打球が飛んでいくとのこと。言葉にすれば簡単なことのように思えるが、実際の投手たちとの対戦でそれを行うのは至難の業のはず。まだまだ彼のバッティングには秘密がありそうだ。

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