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野球で背番号2番を背負う意味とは?

2016 8/1 03:20
城島健司Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

背番号にはそれぞれに意味があり、求められる役割がある。今回は背番号2が意味する役割を紹介したい。

アマチュア野球における背番号2

多くの野球ファンが背番号2について持っているイメージは、少年野球や高校野球の印象からではないだろうか?学生野球において背番号の若い数字は、試合に出場するレギュラー選手がつける番号。2番は背番号1のエースの女房役である捕手の番号である。

捕手は「扇の要」と呼ばれるほど重要なポジションであり、ピッチャーが投球する上で大きな役割を果たす。

背番号2の守備の役割とは

捕手というポジションがどれくらい重要なのかについて説明しよう。他の8人とは向く方向の違う捕手は、チームにおける司令塔である。広い視野を持ち、グラウンド全体を見渡す必要がある。そして相手チームの選手についても研究して苦手なコースや球種について的確に分析し、投手にそのコースや球種を要求する。捕手は試合に勝つためにチーム全体をコントロールする役割を背負っていると言える。

アマチュアでは強打者多し

アマチュア野球において、背番号2を背負う捕手は、どちらかと言うと肩が強く、力のある選手が多い。そのため打順も3番から5番など、ここぞというときに大きな1本を打ってくれる頼もしい選手が選ばれる。

プロではリード面など守備が重視されるため、打者としての期待は二の次である場合も多い。強肩によって相手の盗塁を刺したり、走者をけん制したり、試合の行方を左右する頼もしい存在だ。

プロにおける背番号2とは

プロ野球でも、高校野球と同様に捕手が2番を背負うことがある。有名どころでは、ソフトバンクや阪神で活躍した城島健司、元広島の瀬戸輝信らが挙げられる。

しかし、どちらかと言えば内野手がつけることが多い。高橋慶彦、元木大介、小笠原道大ら名だたる内野手が2番を背負っており、当時から少年たちの間で人気の背番号だった。