内海哲也に続き2人目の引退
西武は30日、十亀剣投手(34)が今季限りで現役を引退することを発表した。本日30日に会見に臨み、引退を決意した心境などを明らかにする。
十亀は愛工大名電高から日本大、JR東日本を経て2011年ドラフト1位で入団。サイドから投げ込む剛速球を武器に、1年目から41試合に登板し、6勝0敗9ホールド、防御率2.72の好成績を残した。2年目に先発ローテーション入りし8勝を挙げると、15年には11勝を挙げ初の二桁勝利を達成。監督選抜としてオールスターにも初出場した。
18、19年は先発ローテの一員としてリーグ連覇に貢献。19年オフには国内FA権を行使した上で球団に残留し、チーム愛も示した。昨年は自身2度目の40試合に登板するなど、リリーフとしてチームのために献身的に働いた。
プロ11年目の今季も、一軍では全てリリーフで12試合に登板して防御率2.40。8月に入ってからはファームで先発に再挑戦していたが、3試合に先発して0勝2敗、防御率7.20と思うような結果を残すことができなかった。
ここまでの通算成績は258試合に登板、53勝50敗21ホールド3セーブ、防御率3.99、627奪三振。
これで西武では、9月19日に引退セレモニーを行った内海哲也投手兼任コーチに続き、今季2人目の引退発表。今季の投手陣では一、二番目の年長者だった2人が相次いで現役を退くことになる。
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