阪神タイガースのクローザーといえば?
阪神タイガースでは球団80周年の特別企画として、ファンが選ぶ『歴代ベストナイン』投票企画というものを実施した。このランキングで抑え投手部門を制したのが、3896票という圧倒的な票数を獲得した藤川球児投手。タイガースファンの心をガッチリつかんでいるのは、絶対的クローザーである藤川投手なのだ。
では、そんな藤川投手を筆頭に歴代のクローザーを務めた投手たちをピックアップしていこう。
阪神タイガースのクローザーと言われて思い浮かべる選手は誰だろう?長い歴史の中で、それぞれの年代ごとに象徴的な選手がいるものだ。勝利まであとスリーアウト。その瞬間にマウンドへ光臨し続けた、歴代のクローザーたちを紹介する。
阪神タイガースでは球団80周年の特別企画として、ファンが選ぶ『歴代ベストナイン』投票企画というものを実施した。このランキングで抑え投手部門を制したのが、3896票という圧倒的な票数を獲得した藤川球児投手。タイガースファンの心をガッチリつかんでいるのは、絶対的クローザーである藤川投手なのだ。
では、そんな藤川投手を筆頭に歴代のクローザーを務めた投手たちをピックアップしていこう。
タイガース80周年企画でも証明されたように、阪神タイガースの絶対的守護神はやはり藤川球児投手だ。最大の武器は『火の玉ストレート』と称される直球。最速156km/hを叩き出す圧巻のストレートを軸に、フォークとカーブも混ぜた投球スタイルで相手打者を翻弄した。
ちなみに漫画のようなその名前はもちろん本名。父が草野球でノーヒットノーランを達成した翌日に生まれたという縁で、『球児』と名付けられたそうだ。
阪神タイガースのクローザーを語るうえで外せないのが、最強リリーフ陣『JFK』。藤川投手、久保田智之投手、そして、助っ人であるジェフ・ウィリアムス投手の3人からなる、タイガース自慢の勝利の方程式だ。逃げ切りの勝ちパターンとしてタイガースの勝利に大きく貢献した。現にこの3人が登板した試合の勝率は8割を越えており、データ上でもその貢献度は一目瞭然だ。優勝を逃した2006年シーズンは、その理由に故障でJFKが機能しなかったことが上がるほど、タイガースとって大きな存在となっていた。
2012年のオフに絶対的守護神の藤川投手がメジャー挑戦を発表。翌2013年シーズンより空いたクローザーの穴を埋めたのが呉昇桓投手だ。
阪神タイガース初の韓国出身投手となった呉昇桓投手。前年まで藤川投手がつけていた背番号22をつけてマウンドに君臨し続けた。来日初年度には39セーブを挙げ、セ・リーグ最多セーブ投手のタイトルを獲得。2015年までの2年間、クローザーとしてタイガースの勝利に大きく貢献する。
初めに紹介した阪神タイガース球団80周年の特別企画にて、藤川投手に次ぐ票を集めたのが1972?1988年まで活躍した山本和行投手だった。
当時は投手王国であったタイガース。その中で生き抜くため、独自の研究で磨いたフォークを武器にタイガースを勝利に導く投手にまで成長した。山本投手はリリーフ専門ではなく、先発も中継ぎもこなす大車輪の活躍をみせる。本格的にリリーフとして起用され始めたのは5年目となる1976年シーズンから。翌1977年シーズンにリーグ最多セーブ投手となるなど、先発でも抑えでもその手腕をいかんなく発揮する。
歴代投手陣のなかに絶対的クローザーがいた阪神タイガース。彼らが活躍した時代は圧倒的なチーム力を見せつけており、現代野球ではいかにクローザーの存在が大きいか証明してくれる。しかし、現在のタイガースは守護神が不在。超変革を目指すチームの中から、かつての『藤川球児』が現れることを期待しよう。