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北海道日本ハムファイターズの歴代外国人を振り返る!

2016 11/25 20:06
野球ボール,ⒸShutterstock.com
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Photo by Evgenii Matrosov/Shutterstock.com

絶望的とも言える11.5ゲーム差を見事にひっくり返した2016年の北海道日本ハムファイターズ。大谷翔平はもちろん外国人選手がしっかりと活躍し優勝を手にした。そんな北海道日本ハムファイターズの歴代外国人選手を紹介する。

パワー抜群!トニー・ソレイタ

北海道に移転する前の1980年にトロント・ブルージェイズからやってきたトニー・ソレイタは、1年目から45本のホームランを放つなどメジャーリーガーのパワーを見せつけてくれた。打率.239と低く三振も121とリーグ最多で三振かホームランという典型的な”ぶんぶん丸”だった。しかし、2年目は打率.300、44本、108打点でホームラン、打点の二冠王に輝く。日本ハムファイターズには1983年まで在籍し4年間で155本のホームランを放った。現役を引退後は故郷で公務員をしていたがトラブルに巻き込まれ射殺されている。

ヤンキースのドラフト1巡目!マット・ウインタース

1978年MLBドラフトでニューヨーク・ヤンキースから1巡目に指名されたマット・ウインタースは、12年後に日本ハムファイターズへやってきた。メジャーリーガーとしては芽が出なかったマット・ウインタースだが日本ハムファイターズでは1年目から35本塁打を放つなど大活躍を魅せてくれた。来日から5年で160本のホームランを放ち下位に低迷していた日本ハムファイターズを支えた。また過剰なほどのファンサービスでファンからも親しまれていた。現在は現役を引退して北海道日本ハムファイターズのスカウトを行っている。

2009年CS/クライマックスシリーズでの一発が印象的!ターメル・スレッジ

2008年から北海道日本ハムファイターズにやってきたターメル・スレッジはホームランバッターではなかったが勝負強い打撃でチームを引っ張る。印象的なのは2009年に東北楽天ゴールデンイーグルスとの間で行われたCSファイナルステージでの2本のホームランだ。初戦で福盛和男から逆転サヨナラ満塁ホームランを放つと、第4戦では岩隈久志から3ランホームランを放ち勝負を決定づけた。このシーズンでターメル・スレッジは移籍するが2012年に復帰する。しかしケガの影響もあり1シーズン限りで現役を引退している。

寿司ボーイことブランドン・レアード

ブランドン・レアードは2016年北海道日本ハムファイターズ優勝の立役者と言ってもいいだろう。全143試合に出場し、打率.252、39本、97打点の成績でホームラン王に輝く。寿司好きで有名となりホームランを打った後やお立ち台では寿司を握るポーズを見せスタンドを沸かせる。新たに2年契約が結ばれ2018年まで北海道日本ハムファイターズに在籍することが決まった。さらなる活躍を期待したいと思う。

二年連続最多勝!キップ・グロス

1994年のシーズン開幕後にやってきたキップ・グロスは来日初年度こそ6勝12敗、防御率4.29と結果を残すことは出来なかった。しかし、2年目になると別人のように活躍し16勝13敗、防御率3.04の成績を残し最多勝を獲得した。翌1996年も17勝9敗で2年連続で最多勝に輝くなど日本ハムファイターズ在籍5年間で55勝をマークする活躍を見せた。日本ハムファイターズ退団後はメジャーリーグに戻り2球団でプレーするが好成績は残すことが出来なかった。

まとめ

北海道日本ハムファイターズの外国人選手は強打者が多く揃っており、投手よりも打者のほうが印象に残っている。投手で好成績を残した選手は数えるほどしかいないのではないだろうか。投手の優良外国人にも期待したい。