松坂世代の最強打者は俺だ!”村田修一”
横浜ベイスターズから、FAで読売ジャイアンツに移籍して5年目のシーズンを迎えた村田修一。ここ2年の成績はお世辞にも良いとはいえず、”もう終わった””今年で放出”など、厳しい言葉が飛んでいたのは事実だ。
しかし、2016年の村田はその言葉を見返すかのように結果を残している。開幕から好調を維持していた村田は、夏場の7月から調子を上げメークミラクルの再現をすべく奮闘している。
2016年で3年契約が切れる村田だが、松坂世代の最強打者として来シーズンも現役でユニフォームを着ているのは間違いないだろう。もう一花咲かせてくれることを期待する。
キレとコントロールで勝負!”和田毅”
今シーズン、シカゴ・カブスから福岡ソフトバンクホークスに戻った和田毅も松坂世代の一人だ。
和田は浜田高校からプロ入りはせずに早稲田大学へ進学し、六大学野球で実績を残してからプロ入り。福岡ダイエーホークス入団直後から杉内俊哉と松坂世代の左腕エースの座を争ってきた。
メジャーリーグではトミー・ジョン手術を受けるなど、期待された活躍はできなかった。しかし、古巣である福岡ソフトバンクホークスに戻った今年は、水を得た魚のように息を吹き返し首位快走の立役者となっている。
スピードではなくコントロールとキレで勝負する和田は、まだまだ現役を続けることができそうだ。手術を受けていることもあるので、故障に気をつけて来年以降も活躍してくれることを期待する。
いぶし銀のユーティリティー”渡辺直人”
東北楽天ゴールデンイーグルスから横浜ベイスターズを経て、埼玉西武ライオンズで活躍する渡辺直人も松坂世代だ。
渡辺は高校、大学と無名で、社会人で結果を残してプロ入りを果たした遅咲きの選手だ。東北楽天ゴールデンイーグルス時代から選手に慕われており、金銭トレードで放出が決まった際は他の選手が会見で涙を流したほどだった。
現在、渡辺は埼玉西武ライオンズで内野のユーティリティープレーヤー、そして、ここぞという場面で繋ぐいぶし銀としてチームに貢献している。右打ち、バント、内野守備と、チームに1人欲しいプレーヤーだ。
主役ではなく脇役でも長きにわたってチームに貢献できる、そんなお手本のような選手だ。1年でも長く現役を続けてもらいたいもの
まとめ
今回ご紹介した3人以外にも、館山昌平(東京ヤクルトスワローズ)、杉内俊哉(読売ジャイアンツ)、藤川球児(阪神タイガース)、久保康友(横浜DeNAベイスターズ)らの選手も控えている。
そして、なんといっても主役である松坂の復帰が待たれている。昨シーズン鳴り物入りで戻ってきた松坂の一軍登板は見られるのだろうか。
松坂世代は、やはり松坂がいてこそのものだ。ケガを治しての一軍登板を期待したい。