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歴代の3大ホームランバッター!「阪神タイガース編」

2016 11/8 19:20
甲子園球場ⒸSPAIA
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ファンも大いに盛り上がり、その一撃で試合が決まることもある"ホームラン"。 今回は、ホームランに焦点を当て、阪神タイガースで活躍したホームランバッター3名を紹介する。

「ミスタータイガース」掛布雅之

掛布雅之は阪神タイガースで通算本塁打349本を記録しており、現役時代を阪神一筋で過ごしたということも相まって、「ミスタータイガース」とも呼ばれている。
1974年にプロ入りし、そのシーズンには高卒ルーキーながら83試合に出場するなど、当時から期待値の高さがうかがえる。1979年にはシーズン48本塁打を記録し、これは日本人としては球団最多で現在も破られていない記録だ。
身長は175cmと決して恵まれた体格とはいえなかったが、身体全体を利用したスイングで力強い打球を量産していた。また、流し打ちもうまく、甲子園の浜風に逆らわないようにしてレフトスタンドにホームランを放り込む技術も併せ持っていた。
引退後は解説者などとして活動していたが、現在は阪神タイガース2軍の指揮を執っている。

「ホームランアーチスト」田淵幸一

田淵幸一の放つホームランは、飛距離が長く、美しい放物線を描いて観客席に吸い込まれるため、「ホームランアーチスト」と呼ばれた。
法政大学を卒業後、強肩強打の捕手として鳴り物入りで阪神に入団した田淵は、1年目からレギュラーに定着し、22本塁打を記録。捕手としては初となる新人王を獲得している。1975年には、王貞治の14年連続本塁打王を阻止するシーズン43本塁打を放ち、見事に本塁打王を獲得。最終的に、阪神で歴代2位となる320本塁打を記録した。
引退後は、解説者、楽天、日本代表のヘッド兼打撃コーチとして活動し、現在は再び解説者として活躍している。

「史上最強の一番打者」真弓明信

真弓明信は、純粋なホームランバッターというイメージは少ないかもしれないが、それでも阪神タイガース歴代3位となる277本もの本塁打を放っている。プロ入り時の所属チームは太平洋クラウンで、そこから複数人トレードで阪神タイガースに移籍した。
阪神に移籍後、バッターとしての才能が本格的に現れ始める。1979年から1991年まで13年連続2ケタ本塁打を記録しており、その内6シーズンで20本塁打以上を記録している。さらに、「初回先頭打者本塁打」を通算41本放っており、これは福本豊に次ぐ歴代2位の記録となっている。これらのことから、「史上最強の1番打者」と呼ばれるようになった。
引退後は、解説者、コーチを経て阪神タイガースの監督を3シーズン務め、現在は野球評論家として活躍している。

まとめ

野球ファンのみならず、あまり野球がわからない方でも魅了されるものが「ホームラン」だと思う。 特に甲子園球場で一度ホームランが飛び出せば、そこは興奮の坩堝と化する。 バース、掛布、岡田による「バックスクリーン3連発」など記録にも記憶にも残るプレーもプロ野球の醍醐味だ。 今後も、プロ野球から目が離せそうにない。