そもそも売り子とは?
最近、おのののかさんや千葉ロッテマリーンズのカンパイガールズの活動によって、かわいい子が多い!と脚光を浴びているビールの売り子ですが、その実態はなかなか知ることができません。
プロ野球といえばビール!ビールがあれば売り子がいる、というのは道理ではありますが、この売り子制度は、そもそもビールメーカーの発案で始まったものなのです。そのため、未だに売り子のみなさんは、各ビールメーカーごとの契約となっているようです。
それぞれのビールメーカーによって売り子の採用基準があり、特徴もあるのだとか。
売り子バイトのメリット、デメリット
まず、売り子アルバイトのメリットは野球場の臨場感に触れられるところでしょう。
野球好きならアナウンスや歓声に触れるだけでもテンションがあがることは間違いありません。また、歩合制ということもあり、シフトも比較的自由に入れます。試験期間や就活の面接など、自身の都合に合わせた働き方ができます。
さらに、客席にいる知らない人と関係性を築き、お得意様を作ることが売上増への近道なので、コミュニケーション能力が身につくでしょう。ボックス席や年間予約席を回ればある程度の地位にいる人たちとのコミュニケーションが可能なので、大きな経験となるはずです。ここで鍛えられるコミュニケーション能力も非常に有益といえます。
もっとも、歩合制ということは、売り上げがないとその分給料が減ります。野球場には男性客が多く、男性は女性から買いたいという心理が働くため、男性にとってはなかなか稼ぎにくいバイトです。また、階段を上り下りすることになるので、体力的には非常にきついですし、特に夏場は汗をかきながら働くので大変といえるかもしれません。
芸能人への脱皮・最近の活躍
球場の売り子から売れたタレントの第1号はおのののかさんです。
もともとタレントをしていた彼女は、アルバイトとして東京ドームでビールの売り子をしていました。その時に雑誌で「可愛すぎる売り子」として特集されたのがきっかけで、現在の地位を築き上げました。同様に男性の「格好良すぎる売り子」がいてもいい気はするのですが、やはりそこはプロ野球のファンは圧倒的に男性が多いということなのでしょう。
彼女は多い時は1日400杯を売上げ、アルバイトの月収が30万円に達した月もあるとのことです。テレビでは、最初の15分は新規のお客さん探し、お得意様を作ればその人の飲み終わるタイミングを見計らいながら声をかける、話しながら次のお客さんを探すなど、さまざまなテクニックを語っています。
このように、売り子からタレントとしてテレビで活躍する人も出てきていますし、千葉ロッテのカンパイガールズのように、球団のバックアップのもと、ノルマの達成でCDデビューをするような売り子も出てきています。
まとめ
今回はおのののかさん、カンパイガールズを例にとって解説しましたが、今ではロッテのカンパイガールズが脚光を浴びることが多いビールの売り子さん。
それ以外にもグラビアデビューする売り子さんも出てくるなど、芸能界からの注目度も徐々に高くなっています。
稼ぐ、コミュニケーション能力を鍛える、といった目的以外にも、芸能界を目指す女の子にはチャンスがあるかもしれないアルバイトといえるでしょう。