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野球のルールを知って観戦を楽しむ4つのポイント

2016 3/25 14:54
野球観戦
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日本で古くから親しまれてきた野球。最近はレジャー感覚でカジュアルに観戦へ訪れる人も増えてきた印象だ。
基本的なルールや、近年導入された新ルールを覚えて野球観戦デビューのきっかけにしてもらいたい。

そもそも野球ってどんなスポーツ?

アメリカで1800年代に生まれ、日本に持ち込まれた野球、明治期から現代に至るまで我が国の人気スポーツ。基本的なルールは攻撃側と守備側それぞれ9人のチームに分かれ、攻撃の失敗(アウト)が3つ重なったら攻守交代というもの。
それぞれ9回の攻撃を行い、より多く点を奪ったチームの勝利だ。ただし、両チーム9回の攻撃を終え決着がつかなかった場合は、延長戦に入ることになる。日本のプロ野球は12回までに決着がつかなかった場合、引き分けとするルールだが、この規定がないアメリカではどちらかのチームが勝ち越すまで何回でも攻守交代が続くのだ。

野球が盛んな国

発祥の地アメリカはもちろんだが、アメリカと地理的に近い、あるいは古くから交流がある地域、キューバやドミニカといったカリブ海諸国でも野球の人気が高い。それ以外の国では、日本や韓国、台湾といった東アジア地域に盛んな国が集中している。
近年はヨーロッパ諸国やアフリカでもプレーされており、特にイタリアのプロリーグには、アメリカのプロリーグ(メジャーリーグ)でプレーした経験を持つ選手なども所属している。

基本的な反則行為

野球にはフェアに勝敗を競うため、いくつかのルールがある。例えば、ボールを投げる投手と打ち返す打者の間は、18.44メートル離れている。
打者はバッターボックスと呼ばれる白線で書かれた長方形の中でボールを待つ。一方の投手はマウンドと呼ばれる場所から、打者めがけてボールを投げる。ボールが決められた空間を通ればストライク、外れればボールと審判が判定。ストライク3つで打者はアウト、アウト3つ取ると攻守交代となる。
投手が打者に近いところから投げる反則をしないように、マウンドには目印が埋められている。投手はこの目印を踏んだ状態で投球動作を行わなければならない。

観戦注目ポイント・上級編

前文に比べると少し上級編となるルールを最後にあげておこう。 2016年から日本でもアメリカにならい新ルールが導入された。「コリジョン(衝突)ルール」と呼ばれる反則だ。
これまで野球では本塁に突入する走者を捕手がブロック、失点を防ぐ場面が見られた。反対に走者が捕手を弾き飛ばし得点することもあり、選手同士が激しくぶつかる本塁上のプレーを野球の醍醐味のひとつと言う人は少なくない。
しかし、2016年から導入された新ルールの下では、捕手は本塁を完全に塞ぐ形で走者を待ち構えることが禁止された。必ず走者に対しホームベースの一角を空けておかなければならないのだ。 もし捕手がホームを完全に塞いでしまった場合、走者はセーフとなる。 「コリジョンルール」が導入されたことで、プロ野球の現場は一時混乱状態となった。当初審判も見極めが難しく、リプレーで判定が覆ったことが何回かあったほどだ。攻撃側に圧倒的に有利なこのルールは今まであったドラマ的な判定を少なくするという否定的な意見も少なくない。シーズンごとに改正を加え徐々に変化してきてはいるので、このルールはひとつ注目すべきポイントといえるだろう。

まとめ

野球の基本的なルールから、上級編までいくつか紹介した。野球は日本で1、2位争うほどの人気スポーツだ。自分でプレーする楽しさももちろんのこと、現地での観戦はまた違った印象を与えてくれるだろう。