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横浜DeNAベイスターズのユニフォームの歴史

2016 10/24 19:31
横浜スタジアム,Shutterstock.com
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Photo by StockStudio/Shutterstock.com

現在プロ野球界唯一の外国人監督と共に奮闘している横浜DeNAベイスターズの歴代ユニフォームについて知りたい人も多いと思う。 本稿では、横浜DeNAベイスターズのユニフォームについて説明する。

前身時代の大洋のユニフォーム

横浜DeNAベイスターズは、かつては「大洋ホエールズ」という名称で活動していた。当時からユニフォームのデザインは変遷していったものの、基本的にホームのユニフォームはシンプルなつくりをしていたのが特徴だ。
大洋ホエールズという名称はなくなってしまったが、2016年はかつてのホエールズ時代のユニフォームを復刻させたイベントが行われた。太洋時代から応援してきたファンにとっては非常にうれしいイベントだが、最近ファンになった方も球団の歩みを知ることができて良かったのではないだろうか。

優勝の思い出と共に

大洋ホエールズの後は「横浜ベイスターズ」という企業名がつかないネーミングになった。やはりイメージが強いのは1998年に使用されたユニフォームではないかと思われる。ベイスターズの文字を綺麗なフォントで表現して、ストライプ柄とマッチさせた非常におしゃれなデザインとなっている。
権藤博監督の選手に任せるタイプの野球が若手とベテラン双方によく浸透した結果、セントラル・リーグ優勝を果たし、日本シリーズにおいても西武ライオンズを下して日本一になった。 ベイスターズはこの日本一以降、長きにわたって低迷することとなったため、ファンはこの頃の記憶を思い出す日々が続いている。

低迷の記憶とともに

ベイスターズは特に2000年代に長い長いトンネルに入っていくことになる。順位、勝率、連敗、敗戦数、どれをとっても悪い記録を残してしまい、ネガティブな話題ばかりになってしまったのだ。
この頃のユニフォームは、悲運なその当時を象徴する存在となってしまい、ファンの方からは苦い思い出とともに残っていると思う。一方で、このユニフォームはシンプルながら明瞭なつくりとなっており、着こなしやすいクオリティの高いものとなっているので、多くの人から親しまれていた。横浜ベイスターズとしての最後のユニフォームになっただけに、ファンの思いも強いだろう。
多くの選手を放出するなど積極的な入れ替え策を講じて低迷脱却に努めているベイスターズだが、今後どのような戦いができるのかに、大いに注目が集まっていくことだろう。

DeNAのユニフォーム

2012年、主にソーシャルゲームの運営を行っているDeNAが球団を買収したことにより、ベイスターズは今の名称になった。ユニフォームにもDeNAの文字が刻まれ、フォントも変更されている。基本的には今までのベイスターズの流れをくむようなおしゃれな雰囲気を踏襲しており、ファンの思いを継承したような感じになっている。
DeNAになって以降も、低迷から完全に抜け出したとは言い難いものの、最下位を免れるシーズンも出てくるなど、かつてよりも結果を残せるようになった。そして、現在は外国人選手として日本で数々の偉業を成し遂げたアレックス・ラミレス監督のもと、悲願である球団初のクライマックスシリーズ出場を目指して全力を尽くしている状況だ。 これが実現したときに、DeNAベイスターズは真の意味で低迷脱却を果たせたといえるかもしれない。

まとめ

球団の成績とその時代のユニフォームの印象はファンにとってとても深い関わりがあるようだ。 冬の時代をどこよりも長く経験したファンがいるからこそ、今シーズンは喜びを与えられる素晴らしいものになることを期待している。