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野球の試合を影で支える職業をまとめてみた

2016 10/12 03:34
野球 会場
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Photo by Dennis Ku/Shutterstock.com

野球というとプロ野球選手が試合を頑張っているものだが、実は裏ではたくさんの人が働きその人たちのおかげで試合は成り立っている。どんな仕事があるのか紹介する。

選手のお世話を担う球団職員

球団職員の仕事はさまざまなものがある。
例えばマネージャー業務があり、遠征に出かけるための交通機関や宿泊先の手配を行うのみならず、選手たちのプライベートの管理も行う。時には教育係のような役割を担うこともある。
他にも広報係も担っており、試合結果や選手についてマスコミに発表する業務もある。他にも試合を観戦しにきた人たちを観察して、次回の試合の時より楽しい観戦ができるよう検討を行い、次回の観戦客の増加につなげていくことをしている。

得点を記録するスコアラー

スコアラーは試合の経過や得点を記録する仕事だ。
スコアラーには2種類あり、チーム付きスコアラーと先乗りスコアラーだ。チーム付きスコアラーとは試合中ベンチ入りして当日の対戦相手の情報を監督やコーチ、選手に伝える人のことだ。
先乗りスコアラーは次に対戦する相手の情報を集める人のことだ。具体的には対戦相手の癖や得意な打球、苦手な打球を分析する役割がある。また、日本野球連盟に所属しているスコアラーもおり、その人たちは公式記録員と呼ばれている。この人たちはヒットやエラー等記録したものが事務局に保管されてる。

グランドの状態を保つグランド整備員

グランド整備員はトンボを使ってマウンドを整備することが主な仕事になる。その日の天候によって土のならし方を巧妙に変化させている。例えば雨が予想されるときにはやや硬め、炎天下では水を含ませるといった具合に調整をしている。
試合の間に整備を行う時は限られた時間で素早く行う必要があるが、選手のケガにも直結するため決して手を抜くことのできない仕事だ。シーズンオフは作業がないということはなく、水はけをよくするために土を掘り返したり大がかりな修繕を行っている。

球場で働いている人はどんな仕事?

球場で働いている人はまず入場するために必要なチケットを販売している人、入場時チケットを確認する人がいる。球場内では食べ物や飲み物などの販売をする人、緊急時すぐに対応してくれる警備員スタッフがいる。
他にはリリーフカーと呼ばれるピッチャー交代時にピッチャーをグランドまで乗せる車のことで、それを運転する専門の人もいる。他にも音響や照明を担当している人もいてたくさんの人が試合の観戦を支えてくれている。

うぐいす嬢ってどんな仕事?

野球場のうぐいす嬢といえばアナウンサーのことになる。選手紹介を行うのみではない。試合の前後に開会式や閉会式、表彰式などがある場合にはそれに関わるアナウンス業務があるし、その式典の司会を行う場合もある。司会を行う場合には当日いきなりではなく、あらかじめ打ち合わせもあるようだ。
うぐいす嬢は球場から委託を受けた事業所に所属する場合もあるし、球団そのものに所属することもある。球団所属の場合自分の球団でヒットが出ても声に喜び等出さずに淡々と行う必要がある。

まとめ

プロ野球、野球試合を支える人はたくさんいる。野球観戦に行ったときは働いている人にも目を向けてみて欲しい。