Rソックス5年ぶりの栄冠へ、ヤンキース退ける
アメリカン・リーグのディビジョンシリーズで注目を浴びたのは、東地区のライバル対決となったレッドソックス対ヤンキースのカードだ。
ともにシーズンでは「100」を超える勝ち星を挙げた両チーム。その初戦はレッドソックスが主導権を握った。1回裏、主砲のJ.D.マルティネスが3点本塁打を放つと、3回にも2点を加え5対0と大きくリードを広げる。その後ヤンキースは追い上げるもわずかに及ばず。5対4でレッドソックスが初戦をものにした。
迎えた第2戦、ヤンキースは田中将大が先発のマウンドに登る。田中は走者を出すものの、要所を締め5回を1失点に抑えマウンドを降りた。球数は78球とレギュラーシーズンであれば続投可能なところだが、ポストシーズンは早めの継投が主流であり、第5戦に先発することも考え余力を残しての降板となった。試合は6対2でヤンキースが勝利し、対戦成績を1勝1敗の5分に戻す。
この日の登板で田中はポストシーズン通算5試合目のマウンドだったが、防御率1.50はヤンキース史上最高の数字。また、メジャー全体でも5位となっており、まさに大一番に強いところを証明してみせた。
好投!田中将大が先発登板し、5回わずか3安打1失点で、ポストシーズン通算3勝目をマーク!https://t.co/unGOYaTp8O
— MLB Japan (@MLBJapan) 2018年10月7日
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ヤンキースタジアムに場所を移しての第3戦はレッドソックス打線が大爆発。なんとブロック・ホルトがポストシーズン史上初となるサイクル安打を達成し、16対1と圧勝。リーグチャンピオンシップ出場に王手をかけた。
4戦目もレッドソックスが序盤からリードを奪い、7回表終了時点で4対1と3点のリード。この状況で8回裏のマウンドに登ったのは、エースのクリス・セールだった。短期決戦ならではの継投でレッドソックスが試合を決めにかかる。迎えた9回裏、ヤンキースはレッドソックス守護神のクレイグ・キンブレルを攻め立て2点を返し、なおも2死一、二塁のチャンスをつくる。しかしあと一歩及ばず。4対3でレッドソックスが逃げ切った。
これで3勝1敗とし、レッドソックスがリーグチャンピオンシップへの出場権を獲得。2013年以来5年ぶりの頂点を目指す。
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— Boston Red Sox (@RedSox) 2018年10月9日