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【動画あり】MLBナ・リーグ地区Sは前田所属のドジャースとブリュワーズが勝ち抜け

2018 10/9 13:16勝田聡
ロサンゼルス・ドジャース,前田健太,クレイトン・カーショー,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

ドジャースが3勝1敗でブレーブスを下す!前田は1回無失点!

ドジャースとブレーブスのディビジョンシリーズ第1戦。ドジャースは絶対的エースであるクレイトン・カーショーではなく、柳賢振を先発のマウンドに送り込んだ。その期待に応えた柳は7回無失点8奪三振と完璧な投球を見せ、ブレーブス打線を封じ込めた。打線も初回にジョク・ペダーソンの先頭打者本塁打で1点を先制すると、2回には2死から死球、四球で走者をため、マックス・マンシーが3点本塁打を放ち4対0。その後も追加点を挙げ、6対0で完勝した。

2戦目に満を持して登板したカーショーは、8回無失点被安打2と圧倒的な投球を見せチームの連勝に貢献。2連勝で敵地サントラスト・パークへと乗り込むことに成功した。

【ドジャース公式Twitter】カーショーの投球


第3戦はブレーブスが意地を見せた。2回押し出しで1点を先制し、なおも2死満塁の場面で超新星・ロナルド・アクーニャがなんとポストシーズン最年少(20歳293日)となる満塁本塁打で5対0。その後、追い上げられるも6対5で逃げ切り勝ちを収めた。

【ブレーブス公式Twitter】アクーニャの満塁弾


そして迎えた第4戦、ドジャースは1対2と1点ビハインドで迎えた6回表2死二、三塁の場面で代打デービッド・フリースが2点適時打を放ち、逆転に成功。つづく7回にはマニー・マチャドの3点本塁打で6対2としリードを4点に。

迎えた8回裏、前田健太がポストシーズン初登板。2死から連打を許し一、三塁のピンチを招くも後続を打ち取り、無失点でバトンタッチ。最後は守護神のケンリー・ジャンセンが締めこの試合をものにした。

これでドジャースは3勝1敗でディビジョンシリーズを勝ち抜け。ブリュワーズとリーグチャンピオンを賭け争うことになる。

ブリュワーズが3連勝でロッキーズを沈める

レギュラーシーズン「163試合目」となったカブス戦に勝利し、ナショナル・リーグ中地区を制したブリュワーズは、ワイルドカードゲームを勝ち上がってきたロッキーズと対戦した。

その初戦、ブリュワーズはナショナル・リーグのMVP候補でもあるクリスチャン・イエリッチが3回に先制2点本塁打を放ち、試合を優位に進めていく。その後、自慢の中継ぎ陣を次々に投入しロッキーズ打線を封じるが、9回にジェレミー・ジェフレスがロッキーズ打線に捕まり2失点。試合は振り出しに戻る。迎えた10回裏、ブリュワーズはマイク・ムスタカスが2死一、三塁の場面で適時打を放ちサヨナラ勝ちを収めた。

【ブリュワーズ公式Twitter】第1戦イエリッチの本塁打


第2戦も再び投手戦となった。1対0と1点リードで迎えた7回裏、ブリュワーズは無死満塁のチャンスを作ると、第1戦のヒーローにもなったムスタカスが、かつて阪神に所属していた呉昇桓から適時打を放ち2対0。2死後にエリク・クラツにも2点適時打が飛び出し4対0とし、試合を決めた。

移動日を挟んで迎えた第3戦も序盤からブリュワーズのペースで試合は進んでいく。初回に1点を先制したブリュワーズは4回にヘスス・アギュラーのソロ本塁打で2対0。その後も2本の本塁打などで得点を重ね6対0とロッキーズを寄せ付けず、3連勝でリーグチャンピオンシップ進出を一番乗りで決めた。

これでブリュワーズは1982年以来36年ぶりのリーグ優勝まであと4勝。そしてその先にある悲願のワールドシリーズ初制覇に向け、この勢いを持続させたい。

【ブリュワーズ公式Twitter】ディビジョンシリーズ・ハイライト


※数字は現地2018年10月8日終了時点