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【動画あり】大谷は右肘手術成功。前田が吠えた、ドジャース地区6連覇 〜9月最終週のメジャー日本人選手〜

2018 10/2 17:11勝田聡
大谷翔平,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

大谷翔平は手術成功。来季は野手でのプレーに専念

日米に大旋風を巻き起こした大谷翔平(エンゼルス)はレギュラーシーズン最終戦を4打数1安打で終え、MLB1年目の戦いを終えた。右肘の故障もあり、投手としては10試合の登板に終わったが、野手としては104試合で打率.285、22本、61打点、10盗塁と上々の数字を残している。

かねてから、予定されていた右肘の靱帯再建手術もレギュラーシーズン終了後に行った。すでに「手術は成功した」という報道がなされており、今オフはリハビリに専念することになる。スプリングトレーニングからエンジン全開とはいかないが、打者としては来シーズン中に戻ってくることになりそうだ。

【MLB Japan公式Twitter】大谷の今季最終安打

ドジャースは6連覇達成!前田健太が吠えた

ナショナル・リーグ西地区はレギュラーシーズン最終戦を終えたところでドジャースとロッキーズが91勝71敗で並び、「163試合目」となるワンデープレーオフを戦った。

10月1日(日本時間10月2日)に行われた負けられない戦い。前田は5対0と5点のリードで迎えた8回表、1死一塁の場面で登板。打者2人を難なく抑え、渾身のガッツポーズ。最終回にケンリー・ジャンセンが2点を失ったものの、5対2でドジャースが勝利し、地区6連覇を決めている。

8月の半ば以降リリーフに定着した前田は、しっかりと結果を残し重要な場面で任されるほどの信頼を勝ち取った。これからはじまるポストシーズンでも、同様の快投に期待したい。

【ドジャース公式Twitter】シャンパンファイトの様子

田中将大は最終登板を白星で飾れず

田中将大(ヤンキース)は9月26日(同27日)にレギュラーシーズン最後の先発マウンドに登った。1回表に3点の援護をもらった田中だが、その裏、無死一、二塁のピンチから適時打を浴び1点を返されてしまう。自身の失策に死球も絡みさらに2点を失い同点。その後も立ち直れず、3回には1発を浴び3対4と勝ち越しを許す。結局、この日の田中は4回4失点(自責3)とふがいないピッチングでマウンドを降り13勝目とはならなかった。

ポストシーズンでの登板予定は現時点で発表されていないが、ワイルドカードゲームもしくはディビジョンシリーズでの登板は確実。その大舞台で輝かしい投球を見せてくれることに期待したい。

平野は75試合登板で日本人投手のシーズン最多記録を更新

ダイヤモンドバックスのセットアッパーに定着した平野佳寿は、9月29日(同9月30日)のパドレス戦で75試合目のマウンドに登った。1点リードの最終回とセーブシチュエーションでの登板だったが、きっちりと三者凡退に抑え3セーブ目をマーク。今シーズン最後の登板をいい形で締めくくった。

残念ながら、チームは夏場以降に失速しポストシーズン進出はならなかったが、平野自身は1年間戦い抜いたことで自信をつけたはずだ。来シーズンも好投に期待したい。

牧田和久(パドレス)は9月29日(同30日)のダイヤモンドバックス戦がシーズン最終登板となった。その登板では2回無失点と結果を残している。しかし、シーズンを通してみると27試合で防御率5.40。数度のマイナー降格もあり、期待されていた結果を残せたとは言いがたい。来シーズンこそメジャーでフルシーズン戦いたいところだ。

エンゼルスに加入した田澤純一は、9月30日(同10月1日)のアスレチックス戦に登板。1回無失点と好投を見せマウンドを降りた。今シーズンでFAとなるが、来シーズンはどこのユニフォームを着るのだろうか。その動向に注目が集まる。

※数字は現地2018年10月1日終了時点