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【動画あり】野手・大谷は3試合連続弾 田中は8回無失点の好投で11勝目 〜9月2週のMLB〜

2018 9/10 15:07SPAIA編集部
大谷翔平,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

新たな故障発覚も「野手・大谷」は絶好調

大谷翔平(エンゼルス)にショッキングなできごとが起こった。9月5日(日本時間9月6日)に右肘に新たな損傷が見つかったのだ。これにより、今シーズンは投手としての出場は行わず、野手としてプレーしていくことが決定。また、シーズンオフにトミー・ジョン手術を受けることを推奨されているが、現時点で手術を受けるか否かは決まっておらず、今後話し合いを進めていくようだ。

そんな状態であるにも関わらず、「野手・大谷」は好調だ。9月4日(同5日)のレンジャーズ戦から3試合連続本塁打を放ち、19本塁打に到達。

日本人選手としては、メジャー移籍初年度の本塁打数が2006年の城島健司(マリナーズ)を抜いて単独トップとなり、その存在感を改めて見せつけている。今シーズンの残り試合は多くないが、どこまで本塁打を増やせるか注目だ。

【大谷翔平 第19号本塁打】

田中は8回無失点の好投で今季11勝目

田中将大(ヤンキース)は9月7日(同8日)のマリナーズ戦に登板。8回無失点、被安打3、奪三振10、与四球0の好投を見せ、今シーズン11勝目をマークした。これで田中はマリナーズ戦において、メジャー移籍後8試合に登板し7勝0敗、防御率2.02となり、自身の連勝記録を伸ばしている。

チームは6割以上の勝率をマークしているが、同地区首位のレッドソックスとは7ゲーム以上の差があり、地区優勝は難しい状況。ワイルドカードから地区シリーズ出場を目指すことになりそうだ。

平野は3日連続登板も無失点

中継ぎに転向している前田健太(ドジャース)は、この週3試合に登板している。9月3日(同4日)のメッツ戦では8回表、1対1と緊迫した場面でマウンドに登った。その回を三者凡退に打ち取ったが、回跨ぎとなった9回表には1死一、三塁のピンチから痛恨の3点本塁打を浴び、敗戦投手となってしまう。しかし、その後の2試合では無失点投球を見せており、結果を引きずることなく自身の投球に集中できているようだ。

平野佳寿(ダイヤモンドバックス)は4試合に登板し、いずれも無失点。9月6日(同7日)のブレーブス戦からは3日連続登板となったが、疲れているそぶりは見せずに役割をまっとうしている。

ドジャースとダイヤモンドバックスはナショナル・リーグ西地区で優勝争いを繰り広げている。両投手ともに終盤の緊張感ある場面での投球が多く、自身の活躍がそのまま優勝に直結する。優勝争いのプレッシャーに負けず、これまで通りに抑え込む姿に期待したい。

田澤純一(エンゼルス)は9月4日(同5日)のレンジャーズ戦で1回無失点投球を披露。これは、マーリンズ時代となる5月12日(同13日)のブレーブス戦以来、およそ4カ月ぶりの無失点投球だった。チームのポストシーズン進出は絶望的だが、来シーズンの契約を勝ち取るためにも、結果を残していきたいところだ。

※数字は2018年9月9日(日本時間10日)終了時点