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絶対に憶えておきたいメジャーリーグの「強打の二塁手」たち

2018 6/17 16:17勝田聡
ホセ・アルトゥーベ,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

昨シーズンMVPのアルトゥーベ

日米問わず、二塁手には守備力が求められる。長打力のある選手は一塁や三塁、そして外野でも両翼を守ることが多かった。しかし、現在のメジャーリーグでは強打の二塁手が増えている。

近年のメジャーリーグにおける二塁手でもっともハイパフォーマンスを見せているのはホセ・アルトゥーベ(アストロズ)だろう。4年連続で打率3割を超え200安打以上をマークし、シルバースラッガー賞を受賞中。また、昨シーズンはアメリカン・リーグのMVPにも輝いている。2年連続で24本塁打を放つなどパワーもあり、6年連続で30盗塁以上とスピードも備わっている。全てが備わったスーパースターのひとりと言っても過言ではない。

アメリカン・リーグ西地区所属で、比較的日本での放送も多い。放送で見かけたらぜひとも注目したい選手だ。

【アルトゥーベの打撃】

昨シーズンからブレイク中のジェネット

レッズのスクーター・ジェネットも強打の二塁手だ。以前に所属していたブルワーズでは、2016年の14本塁打がキャリアハイだった。しかし、レッズに移籍した昨シーズンは27本塁打と大きく本数を伸ばした。今シーズンもすでに12本塁打を放っており、昨シーズンがフロックではなかったことを証明している。

現時点で打率も3割を超えており、確実性もある。チームは低迷しているものの、このまま自身の役割は果たしていきたいところ。ジェネットの契約状況を見ると2019年シーズンが調停3年目となり、そのオフに初めてFAとなる。ここ2年で好成績を残せば大型契約を勝ち取れるだけに、本人も気合が入るだろう。

【ジェネットの本塁打】

ブレーブスの新星・アルビース

昨シーズン、メジャーデビューを果たしたオイザーノ・アルビース(ブレーブス)が強打を見せている。開幕戦で第1号本塁打を放つと、その後も本塁打を増やし現時点で16本塁打はナショナル・リーグ2位となっている。もちろん二塁手としてはリーグトップだ。

1997年生まれの21歳とまだ若いアルビースには、大きな期待がかかっている。将来的にはアルトゥーベのような選手となるかもしれない。今から注目しておきたい選手のひとりだ。

【アルビースの本塁打】

通算300本塁打以上のカノー

現在、出場停止処分中ではあるが、ロビンソン・カノー(マリナーズ)も忘れてはいけない。2005年にヤンキースでメジャーデビューを果たしたカノーは、昨シーズンまで13年連続2桁本塁打を継続中だ。そのうち8シーズンは20本塁打も超えており、通算本塁打は300本を超えている。また、一発か三振かといった大味な選手ではなく、昨シーズンまでの通算打率は3割を超えており、まさに強打の二塁手と言っていいだろう。

【カノーの本塁打】

このように、メジャーリーグでも強打の二塁手は数多くいる。攻守にわたってチームを引っ張る選手達に注目したい。

※数字は2018年6月15日終了時点