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ショック!大谷、田中もDL入り。平野は16試合連続無失点の快投〜6月2週の日本人メジャーリーガー振り返り〜

2018 6/11 11:35SPAIA編集部
大谷翔平,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

大谷がDL入り!手術の可能性もあり

日米が注目する大谷翔平(エンゼルス)に衝撃が走った。

6月6日(日本時間7日)のロイヤルズ戦に先発した大谷が、故障により4回で降板してしまう。マメの影響かと思われたが、後日の検査で右肘内側側副靱帯損傷が見つかりDL(故障者リスト)入りとなってしまった。その損傷のレベルは「グレード2」となっており、もっとも悪い「グレード3」ではないが靱帯が部分断裂しているということを指す。

報道によるとPRP(多血小板血漿)治療を行い、その後の経過を見て復帰を目指すことになっている。そのためにあくまで現時点ではああるが、手術の予定はない。しかし、状態が思わしくなければ手術に踏み切る可能性もある。そうなると今シーズン中の復帰は絶望的だ。

今後、大谷はどういう治療を行っていくのかに注目が集まる。
【大谷翔平ここまでの成績】
(投手)9試合/4勝1敗/防御率3.10
(野手)43試合/打率.289/6本/20打点

ダルビッシュ、前田健太に続いて田中将大もDLへ

日本人先発投手にまたしても不運が訪れる。ダルビッシュ有(カブス)、前田健太(ドジャース)に続いて大谷だけでなく、田中将大(ヤンキース)もDL入りとなってしまった。

6月8日(同9日)に行われたメッツとのサブウェイシリーズに先発した田中は初回に先頭打者本塁打を浴び1点を失うが、その後は3者連続三振を奪い、追加点を許さない。さらには2回から4回まではパーフェクトピッチングを続けると、5回に四球で走者を出したものの次打者を併殺で打ち取り、得点を与えない。

0-1と1点ビハインドで迎えた6回表、インターリーグと言うこともあり、打席に入った田中は相手守備の乱れにより出塁する。その後、チャンスは拡大し一死満塁となり、田中は三塁へ。アーロン・ジャッジが犠飛を放ち田中は同点となるホームを踏んだ。しかし、このときの走塁で両太ももに張りを訴えマウンドを降りことになってしまう。

この日の田中は6回1失点、被安打1、与四球1、奪三振8の内容で勝ち負けはつかなかった。試合は4-1でヤンキースが勝利している。

田中はマウンドを降りる原因となった両太ももの張りにより、故障者リスト入りとなった。深刻な状況ではなく6月末から7月上旬には復帰することが見込まれている。

前田は6月10日(同11日)にブルペン投球を果たし、順調に回復している。復帰は6月13日(同14日)のレンジャース戦が濃厚だ。

平野佳寿が16試合連続無失点と快投を続ける

平野佳寿(ダイヤモンドバックス)は多くの日本人選手が苦しんでいるなかでも結果を残し続けている。今週も4試合に登板し無失点を記録した。これで16試合連続無失点となり防御率は1.61となっている。完全に勝ちパターンへと定着しており、首脳陣の信頼は厚い。チームはナショナル・リーグ西地区首位を走っており、プレーオフへ向けてこの勢いを持続させたいところだ。

右肩の手術から復帰を目指している岩隈久志(マリナーズ・マイナー)がフリー打撃に登板した。試合での登板予定は未定となっているが、一歩ずつ前進しているようだ。


※成績は2018年6月10日(日本時間11日)終了時点