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【動画】大谷が今季自己最速の101.1マイル。田中は苦しんで7勝目  〜5月最終週の日本人メジャーリーガー

2018 6/4 19:24SPAIA編集部
大谷,田中,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

大谷は今季自己最速の101.1マイルを計測

大谷翔平(エンゼルス)は5月30日(日本時間31日)のタイガース戦に先発。中9日での登板は、あいにくの悪天候で試合が中断する厳しい条件だったが、5回を1失点でまとめた。勝ち負けはつかなかったが、先発投手としては今季メジャー最速だった自己記録を更新する101.1マイル(約163キロ)を計測した。

野手としては10打数2安打で、長打は二塁打が1本。5月17日(同18日)の本拠地レイズ戦を最後に本塁打は出ていない。

チームは60試合を消化し、残り102試合。現在アメリカンリーグ西地区3位で、ワイルドカード争いでも3番手とポストシーズン圏内に入ってはいない。大谷の投打に渡る活躍でポストシーズン進出に期待したい。

【タイガース戦における大谷のスプリット】

田中は7勝目をマークするも3被弾

6月2日(同3日)のオリオールズ戦に先発した田中将大(ヤンキース)は、6回途中4失点の内容で7勝目をマークした。田中は初回、アダム・ジョーンズに一発を浴びて1点を失うが、すぐさま味方打線の援護があり、3回表で4-1と3点のリード。しかし、3回裏、6回裏にもソロ本塁打を浴び、この試合だけで3被弾となってしまう。

これで今シーズン許した本塁打は15本で、両リーグを通じてワースト3位。打者有利のヤンキースタジアムが本拠地とはいえ、改善したいところだ。

前田健太(ドジャース)は5月29日(同30日)の試合に先発するも、アクシデントがあり2回途中で降板してしまう。その後のMRI検査で股関節の張りと診断されて故障者リスト(DL)入り。復帰時期は未定だが、軽傷のため登板を1度スキップするだけで復帰できる可能性もある。

右上腕三頭筋腱炎でDL入りしているダルビッシュ有(カブス)はMRI検査を受け、大事には至らなかったことが確認された。遠征などには帯同せず、シカゴでリハビリを行いながら復帰を目指している。また、ジョー・マドン監督とディナーを共にする予定もあるようだ。今後の見通しについて話し合いが行われるかもしれない。

平野は圧巻の12試合連続無失点

ダイヤモンドバックスの勝ちパターンに定着した平野佳寿は、この週も無失点投球を継続している。これで5月5日(同6日)に失点してから12試合連続無失点という快挙だ。防御率は1.82で、チームのリリーフ陣では守護神のブラッド・ボックスバーガー(1.80)に次ぐ2番目の好成績だ。無失点をどこまで継続できるか注目したい。

牧田和久(パドレス)は今シーズン2度目のマイナー降格。1度目の降格から戻って5試合に登板したが、6イニングで4失点と結果を残すことができなかった。降格前、最後の登板となった5月29日のマーリンズ戦では、1死も取れずに2安打1失点でマウンドを降りている。同じく今シーズンからメジャー入りした平野が好成績を残しているだけに、再昇格に期待したいところ。

マーリンズから戦力外通告を受けた田澤純一は、複数球団からオファーがあり近日中に移籍先が見つかりそうだ。メジャー契約の可能性もあり、近々メジャーのマウンドで再び田澤を見られるかもしれない。

右肩手術から復帰を目指している岩隈久志(マリナーズ)は、投球練習を再開した。フリー打撃にも登板する見込みで、復活の日は徐々に近づいていると言えそうだ。