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【動画】ダルも田中も助けられた!頼もしいメジャーの守備はコレ!

2018 5/26 07:00勝田聡
ハビアー・バイエズⒸゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

まさに「wizard」!ダルが助けられたバイエズのスーパープレー

5月20日(日本時間21日)のレッズ戦、待望の今シーズン初勝利をマークしたダルビッシュ有(カブス)。その試合で遊撃手のハビアー・バイエズがみせたプレーは「wizard」と称されるほどの素晴らしいプレーだった。

4–1と3点リードで迎えた5回裏1死一塁の場面。相手打者の主砲・ジョーイ・ボットが放った打球が、センター前へ抜けようというあたりだった。
遊撃のバイエズはその打球を滑り込みながら捕球すると、グラブで二塁ベースをタッチ。そのまま軽やかに起き上がり、矢のような球を一塁へ送り併殺を完成させた。もし抜けていれば、1死一、二塁とピンチとなる可能性もあっただけに、ダルビッシュの勝利に大きく貢献するプレーだった。


「wizard」バイエズ

田中も安堵の表情を見せたグレゴリウスの美技

5月21日(日本時間22日)に行われたヤンキースとレッドソックスの一戦。田中将大(ヤンキース)が先発したこの試合ではディディ・グレゴリウスが魅せた。レンジャーズのロナルド・グズマンが放った一、二塁間へのあたりを「遊撃」のグレゴリウスがダイビングキャッチ。片膝をついて一塁へ送球し間一髪でアウトにする。

この好プレーに田中もマウンドで安堵の表情をみせている。


グレゴリウスの美技

大谷が讃えたカルフーンのキャノン砲

5月20日(日本時間21日)の試合後のインタビューで、大谷翔平(エンゼルス)が名前を出した同僚のコール・カルフーン。不調でスタメン落ちした大谷は、途中出場し必死にボールを追いかけるカルフーンの姿に感謝したのだった。

そのカルフーンが、別の試合で魅せたプレーがこちら。2-1と1点リードの9回表無死一塁の場面。フェンスギリギリのフライをキャッチすると、タッチアップした走者を二塁で刺すみごとなプレー。その送球はレーザービームと言うより、キャノン砲と言った方がよいのかもしれない。


カルフーンの「キャノン砲」

テイラーが魅せたノーステップ送球

野手でありながらトミージョン手術を受けることになり、今シーズンの欠場が決まっているドジャースの遊撃手コーリー・シーガー。2016年に打率.308をマークし、ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)に輝いた期待のホープだ。
そのシーガーに代わり、遊撃を守っているクリス・テイラー。打率2割台と低迷しているが、守備では好プレーを魅せている。

三遊間を抜けようかというあたりに飛びつくと、起き上がりざますぐにノーステップで一塁へ送球。ギリギリのところでアウトとなり、観客からは大きな拍手がわき起こった。バックに名手がいることで、前田健太も安心するにちがいない。


テイラーのノーステップ送球

日本人投手の投球だけでなく、バックの守備にも注目したい。素晴らしいメジャーリーガーの技が見られるに違いない。