待望のメジャーデビューを果たしたブランドン・マン
2011年にDeNAの前身である横浜に入団したブランドン・マン。来日1年目は12試合で防御率1.16と結果を残したものの、2年目は2勝8敗、防御率5.32と奮わず自由契約となった。その後、BCリーグを経てアメリカに戻りマイナーチーム、独立リーグでプレー。昨シーズンはアスレチックス傘下のAAで46試合に登板し3勝8敗、防御率4.40の成績を残していた。
今シーズンはレンジャーズ傘下のAAAで開幕を迎え、5月13日にメジャー昇格を果たし、同日に待望のメジャーデビューとなった。ここまで2試合で無失点投球と役割を果たしており、勝ちパターンに入りたいところだ。
マンはDeNA退団後も日本語でチームを気にかけるツイートをしていることもあり、日本のファンも未だに多い。さらなる活躍に期待が集まる。
ウェイド・ルブランが先発ローテーション入り
2015年に西武でプレーしたウェイド・ルブラン。日本での通算成績は2勝5敗、防御率4.23だった。翌2016年にメジャー復帰するとマリナーズ、パイレーツで19試合に登板し4勝0敗、防御率3.77の成績を残す。昨シーズンはパイレーツで50試合に登板するなど中継ぎとして活躍した。
今シーズンは再びマリナーズと契約。開幕当初は中継ぎとしての起用だったが、現時点ではローテーション入りを果たしており、ここまで8試合(内先発3試合)に登板し、ここまで未勝利ながら防御率2.51。5月3日の初先発では4回無失点で降板したが、その後5回1失点、6回無失点と徐々に投球回数を増やしながら結果を残している。このような安定した投球が続けば初勝利は時間の問題だろう。
昇格の時を待つプレストン・ギルメット
プレストン・ギルメットは昨シーズン、ヤクルトで先発・中継ぎ両方で起用され28試合に登板。1勝1敗、防御率3.62の成績を残したものの再契約とならなかった。しかし、今シーズンはセントルイス・カージナルス傘下マイナーと契約。ここまで13試合に登板し7セーブ、防御率1.40と結果を残しており、メジャー昇格の時を待っている。
カージナルスには、昨シーズンまで巨人でプレーしていたマイルズ・マイコラスが所属している。ギルメットがメジャー昇格を果たせば、日本でプレーした選手たちのリレーが見られるかもしれない。
マンやルブランは助っ人外国人選手として日本でプレーしたものの、大きな実績を残すことはできなかったが、アメリカに戻ってからメジャー契約を勝ち取った。このまま、マイナーに降格することなく、シーズンを通してメジャーで活躍することを期待したい。