大谷7回途中11Kも4勝目ならず
週の前半に行われたロッキーズ戦はインターリーグ(交流戦)ということもあり、指名打者はなく代打での出場となった大谷翔平(エンゼルス)。5月9日の試合では代打で安打を放ち役割をはたしてみせた。
5月10日のツインズ戦では第5号本塁打を放つなど2安打マルチ安打をマーク。週間で10打数4安打と好調をキープしている。
【大谷の二塁打、本塁打】
5月13日のツインズ戦に先発した「投手・大谷」。この試合は4回まで両チームともに無得点の緊迫した投手戦となった。5回に味方打線が1点を奪うと6回を無失点に抑え、7回も続投。しかし、1死後に四球を出したところで降板となった。リリーフ陣が1点を失い、勝ち投手の権利は失ったものの、チームはサヨナラ勝ちを収めている。
この日の大谷は7回途中1失点、11奪三振と快投。防御率3.58と3点台に突入している。この週も投打に渡って活躍を果たした。
【大谷・11奪三振】
ダルビッシュが体調不良でDL入り
今シーズンここまで調子の上がらなかったダルビッシュ有(カブス)が、故障者リスト(DL)入りとなった。肘や肩の故障ではなく、インフルエンザのような症状が出たためと報道されている。しかし、すでに症状は回復しており、5月15日のブレーブス戦で復帰予定だ。復帰登板で今シーズン初勝利を目指したい。
田中将大(ヤンキース)は5月9日のレッドソック戦に先発。勝ち負けはついていないが、6回途中4失点、被安打8と結果を残すことはできなかった。開幕から8試合を終えて、4勝2敗ながら、防御率4.66と苦しんでいる。チーム好調の勢いに乗っていきたい。
前田健太(ドジャース)は5月11日のレッズ戦に先発した。初回に1点を失うと、3回には一発を浴びさらに2点を失ってしまう。その後も立ち直れず、5回途中5失点で敗戦投手となった。これで今シーズン3敗目(2勝)だ。(防御率4.75)
このように先週、3人の日本人先発投手に白星がつくことはなかった。
牧田がマイナー降格も6日で復帰
パドレスの牧田和久が不振のため、7日にマイナー降格となった。14試合の登板で、防御率6.75と打ち込まれており再調整が主たる目的だった。マイナーでの調整登板2試合で3奪三振の好投を見せ、5月13日に再びメジャーに昇格となっている。
好投を続ける平野佳寿(ダイヤモンドバックス)は3試合に登板し無失点投球。3奪三振と結果を残し防御率は2.50となった。指揮官の信頼も厚く、今後もセットアッパーでの起用が続きそうだ。
このところ失点の多かった田澤純一(マーリンズ)。この週は4試合に登板し3試合で無失点と調子が上がってきた。首脳陣の信頼度を上げ、勝ちパターンに入りたいところだ。