ロースターから外れ残り全戦欠場
イチローが現地5月3日(日本時間5月4日)に記者会見を行い、今シーズンはロースターから外れ、残り全試合を欠場するという衝撃の会見を行った。ただし、現役引退と言うことではなく、来シーズン以降選手としてプレーする可能性もある。
今シーズン、2012年以来6年ぶりに古巣であるマリナーズへと復帰したイチロー。開幕戦では「9番・左翼」で先発出場するなど、まだまだ元気な姿を見せていた。その後も昨シーズンのように代打での出場ではなく、毎試合ではないもののスタメンで出場機会を与えられていたイチロー。ここまで14試合にスタメン出場し打率.205(44打数9安打)の成績を残してきた。
開幕当初はマリナーズの外野陣に故障者がおり、その代役的な位置づけだったが、戦列を離れていた選手も復帰したことでその去就は日米で話題にもなっていた。一般的な選手であれば現役引退、もしくは他球団への移籍というのが通常。しかし、イチローはそのどちらの形も取らずに、前代未聞となる「会長付特別補佐」就任という形式なったのだ。これは今シーズン限りという契約ではなく、半永久的な契約となる見込み。
マリナーズはイチローに対し、ムードメーカーとして、また様々な経験を伝える伝道師としての役割を期待している。最低でも50歳まで現役を公言していたイチローにとって、またとない契約となったことにちがいない。トレーニングはこれまで通りに続け、チームの補佐をしながら来シーズンの「選手復帰」を目指すことになる。
【メジャー初安打・現時点での最終安打】