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大谷vs.田中はお預け! ダルは好投に二塁打!〜4月5週の日本人メジャーリーガー〜

2018 4/30 11:18mono
ダルビッシュ有
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Ⓒゲッティイメージズ

大谷4号も故障で田中との対決お預け

大谷翔平(エンゼルス)と田中将大(ヤンキース)の初対決は、お預けとなってしまったが、先週も多くの日本人プレーヤーが結果を残してくれた。さてここで、4月5週(4月23日〜4月29日)のメジャーリーグを日本人選手にしぼって振り返ってみたい。

4月24日のアストロズ戦で今シーズン4試合目のマウンドに登った大谷翔平(エンゼルス)。6回途中で奪三振7ながらも、与四球4と制球は安定せず4失点。勝利投手の権利を持って降板したが、白星とはならなかった。

野手としては4月27日のヤンキース戦で、相手エースのルイス・セベリーノの投じた内角への97.2マイル(約156.4キロ)のフォーシームを強振。打球はライナーでライトスタンドへと吸い込まれていった。しかし、その後の打席で一塁ベースを駆け抜けた際に足首を負傷。翌日はスタメン落ちとなり、田中将大との直接対決はお預けとなった。また、次回登板を1度飛ばされることも決定。その後は様子を見て決めることとなりそうだ。

その田中は、大谷が欠場となった4月28日のエンゼルス戦で6回1失点、奪三振9と好投し今シーズン4勝(2敗)をマークしている。



ダルビッシュは大谷のバットで二塁打!

カブスへ移籍後、白星がないダルビッシュ有。初勝利を目指して4月27日に行われたブリュワーズ戦のマウンドに登った。初回に失策が絡んで1点を失うも、その後は安定した投球を披露。このところノックアウトされていた「魔の5回」も無失点で切り抜けると、6回1失点(自責0)、奪三振8でマウンドを降りた。勝利投手の権利を持っていたものの、リリーフ陣が追いつかれ白星とはならなかった。しかし、最終的にカブスが勝ったことで喜んだ様子だった。

また、打撃でも二塁打を放つなど活躍。三塁も狙えるようなあたりだったが、二塁ベースを回ったところで尻もちをつき慌てて二塁に戻っている。この打席は大谷からもらったバットで結果を出したと自身のTwitterで告白。次はスパイクをくださいともおねだりしている。



平野は好救援で今季2勝目をマーク

開幕から好調を維持しているダイヤモンドバックスの平野佳寿。4月27日のナショナルズ戦では同点の9回裏にマウンドへ登ると、三者凡退に抑え味方の勝ち越しを待った。すると、直後の10回表に味方打線が1点を奪い、そのままダイヤモンドバックスは逃げ切り、平野は今シーズン2勝目(0敗)を手に入れた。これで平野は6試合連続無失点で防御率1.46。チームになくてはならない存在となっている。

前田健太(ドジャース)は2試合に先発。4月24日のマーリンズ戦では6回1失点と好投するも白星はつかなかった。4月29日のジャイアンツ戦は初回に2死を取ってから走者を溜めエバン・ロンゴリアに一発を浴びるなど6回4失点で今シーズン2敗目(2勝)を喫している。

田澤純一(マーリンズ)は今週1試合のみの登板となり、0.1回無失点。わずか3球で投球を終えている。

牧田和久(パドレス)はここ2試合連続失点。4月29日のメッツ戦では1回5失点と苦しい投球が続く。防御率は7点台となった。

イチロー(マリナーズ)は4月28日のインディアンス戦で先発出場するも5打数ノーヒット。快音は響かなかった。

※数字は現地2018年4月29日時点