加藤豪将は器用さで勝負!?
開幕前にロースターの25人枠に入ることができなかった中後悠平と加藤豪将。現時点で中後はダイヤモンドバックス傘下AAのジャクソン・ジェネラルズ、加藤はヤンキース傘下のトレントン・サンダーでプレーしている。
大谷世代でもある1994年生まれの加藤豪将。今シーズンは昨シーズンまでとは違い、AAからのスタートとなった。開幕戦は1番・二塁でスタメン出場すると初打席で二塁打を放つ活躍。そこから6試合連続安打とみごと開幕ダッシュに成功した。
6戦目には今シーズン第1号本塁打も放ち、首脳陣へ大きなアピールをした格好だ。その後は若干、数字を落としたものの打率.250(64打数16安打)、1本塁打、3打点の成績を残している。
ここまでは、初めてとなるAAでまずまずの結果を残していると言えるだろう。また守備では、一塁、二塁、三塁、遊撃、左翼と5ポジションを守るなどユーティリティーぶりも発揮している。
メジャーリーグに昇格するために、なにか「ウリ」が欲しいところだが、力自慢の外国人選手達にパワーで対抗することはむずかしい。そのためにどこでも守れる「器用さ」を押し出すことが、もしかしたらメジャーへの近道となるかもしれない。
加藤豪将(トレントン・サンダー)
18試合/打率.250(64打数16安打)/1本塁打/3打点