「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

加藤豪将が開幕6戦連続安打!メジャーを目指す男たち

2018 4/29 08:30mono
加藤豪将
このエントリーをはてなブックマークに追加

Ⓒゲッティイメージズ

加藤豪将は器用さで勝負!?

開幕前にロースターの25人枠に入ることができなかった中後悠平と加藤豪将。現時点で中後はダイヤモンドバックス傘下AAのジャクソン・ジェネラルズ、加藤はヤンキース傘下のトレントン・サンダーでプレーしている。

大谷世代でもある1994年生まれの加藤豪将。今シーズンは昨シーズンまでとは違い、AAからのスタートとなった。開幕戦は1番・二塁でスタメン出場すると初打席で二塁打を放つ活躍。そこから6試合連続安打とみごと開幕ダッシュに成功した。

6戦目には今シーズン第1号本塁打も放ち、首脳陣へ大きなアピールをした格好だ。その後は若干、数字を落としたものの打率.250(64打数16安打)、1本塁打、3打点の成績を残している。

ここまでは、初めてとなるAAでまずまずの結果を残していると言えるだろう。また守備では、一塁、二塁、三塁、遊撃、左翼と5ポジションを守るなどユーティリティーぶりも発揮している。

メジャーリーグに昇格するために、なにか「ウリ」が欲しいところだが、力自慢の外国人選手達にパワーで対抗することはむずかしい。そのためにどこでも守れる「器用さ」を押し出すことが、もしかしたらメジャーへの近道となるかもしれない。

加藤豪将(トレントン・サンダー)
18試合/打率.250(64打数16安打)/1本塁打/3打点

中後はAAで圧倒的な成績を残したい

昨シーズン同様にAAからのスタートとなった中後。今シーズン初登板となった4月5日の開幕戦では、2番手として登板するも1回2失点と出鼻をくじかれた。その後は3戦連続無失点と本来の力を発揮する。しかし、4月19日の試合では3回を投げ2失点と結果を残せていない。

AAで圧倒的な成績を残さないとAAA、さらにはメジャーへの昇格はむずかしい。昨シーズンAAでは48試合に登板し1勝2敗、防御率2.35の成績を残していたが、それ以上の成績を残したいところ。

ダイヤモンドバックスは今シーズン平野佳寿が加入し、セットアッパーとして結果を残している。中後もAAで結果を残し、AAAを経てメジャー昇格を果たしたい。チームも好調なだけに、メジャー昇格を果たせば、ポストシーズンでの日本人リレーにも期待が高まる。

1989年生まれで今シーズン29歳となる中後。日本では菅野智之(巨人)、中田翔(日本ハム)らと同じ世代になる。中後に残された時間は多くない。ここからの奮起に期待したい。

・中後悠平(ジャクソン・ジェネラルズ)
6試合/0勝0敗/10回/奪三振7/与四球5/防御率3.60

※数字は現地2018年4月25日終了時点