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ダルはまた勝てず! 先発投手陣が総崩れ!〜4月4週の日本人メジャーリーガー〜

2018 4/23 15:11mono
ダルビッシュ有
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Ⓒゲッティイメージズ

大谷はマルチ安打を記録も投手としては初の黒星

4月17日のレッドソックス戦に先発登板した大谷翔平(エンゼルス)。アメリカンリーグ東地区首位を走るレッドソックスの強力打線に、どのような投球を見せるか注目を浴びていた。その立ち上がり。先頭のムーキー・ベッツに本塁打を浴びていきなりの失点。続く2回にもブロック・ホルトの適時打などで2点を失いこの回を投げきった後にマウンドを降りている。2回3失点、被安打4、奪三振1と結果を残すことはできなかった。右手にできたマメの影響もあり、スプリットが制御できず制球に苦しんだ。次回登板は24日のアストロズ戦が予定されている。

野手としては打順を6番に上げ、より中軸に近くなった。4月20日のジャイアンツ戦でマルチ安打を放つ活躍を見せている。4月22日の同じくジャイアンツ戦ではメジャー初の4番で出場。リーグ屈指の投手であるジョニー・クエトから安打を放った。

田中は2試合連続での炎上

カブスのダルビッシュ有は4月21日のロッキーズ戦に先発。4回までロッキーズ打線を1安打に抑える好投をみせる。味方打線も初回に2点を奪いダルビッシュを援護。しかし、5回裏に捕まってしまう。2死後に四球と安打で5失点。この回を投げきることもできず、マウンドを降りることとなった。この日のダルビッシュは4.2回5失点、被安打5、与四球4、奪三振4の内容で今シーズン2敗目(0勝)。いまだ、カブス移籍後に勝ち星がなく苦しい投球が続いている。

ヤンキースの田中将大は4月17日に行われたマーリンズ戦で先発。初回から連打を浴び3点を失うと、続く2回にも1点を失ってしまう。3回、4回は無失点と調子を取り戻したかに見えたが、5回2死から安打と四球で2死一、二塁のピンチを招くとJT.リアミュートに一発を浴びこの回3失点。結局、田中はこの回でマウンドを降り、5回7失点(自責6)の内容で今シーズン2敗目を喫している。前回の登板では白星がついたものの5回6失点だったために、これで2試合連続大量失点。次回登板では、白星だけでなく内容もともなったものにしたいところ。

ドジャースの前田健太は4月18日のパドレス戦に先発。2回、3回と続けて2失点を喫したものの、6回途中まで10奪三振を奪う力投。味方打線の大量援護に守られ今シーズン2勝目(1敗)をマークしている。先発投手として次回登板こそクオリティスタート(6回以上3失点以内)を達成したいところだ。

イチローはマルチ安打!平野は安定の投球!

牧田和久(パドレス)はメジャー移籍後初の3連投を経験。その初戦となった4月16日のドジャース戦では、満塁本塁打を被弾してしまう。しかし、4月22日のダイヤモンドバックス戦では2回を無失点に抑え、メジャー移籍後初めて2回を投げきっている。

好投を続ける平野佳寿(ダイヤモンドバックス)は2試合に登板し無失点。防御率1.93と安定している。試合終盤での緊迫した場面での登板も多く、ここまでは順調にきていると言えるだろう。チームもナショナルリーグ西地区首位を走っており、その勢いを持続させたい。

マーリンズの田澤純一はここまで好投を続けていたが、4月19日のブリュワーズ戦で2本の本塁打を浴びるなど、0.2回6失点と大炎上。続く4月21日の同じくブリュワーズ戦ではサヨナラ本塁打を浴び、敗戦投手になっている。

故障で戦列を離れていたベン・ギャメルが復帰し、イチロー(マリナーズ)の去就が取り沙汰されたが、ロースターに残り戦力としてチームに帯同している。4月17日のアストロズ戦において「8番・左翼」で先発出場。8回裏の第3打席で安打を放っている。また4月22日のレンジャーズ戦では「6番・右翼」で出場するとマルチ安打を達成。打率.250となった。

※数字は現地2018年4月22日終了時点
※文中の日付は現地時間