順風満帆ではなかったマイコラス
昨シーズンまで巨人に3年間在籍し31勝(13敗)をマークしたマイルズ・マイコラス。このオフにカージナルスと契約を結び、4月14日(現地時間)には2勝目をあげたが、ここまでの道のりはけっして順調ではなかった。スプリングトレーニング初登板では、昨シーズンのワールドチャンピオンであるアストロズ打線に捕まり、2回途中6失点でノックアウト。続く登板ではブレーブスに3回4失点と結果を残すことができなかった。
しかし、ここから立て直しその後の4試合では18回を投げ2失点。開幕に向けて上り調子でスプリングトレーニングを終えた。
迎えた開幕後の初登板では味方打線の援護もあり初勝利を挙げたものの、3本塁打を浴び、6回途中4失点で降板。2試合目の登板は7回途中4失点で勝ち負けつかずと日本時代の実力を発揮できていなかった。3試合目の登板で7回1失点と本来の投球を見せてくれた。
この投球が年間を通じてできるだろうか。日本時代のように2桁勝利を挙げる活躍に期待したい。
【マイコラス、今シーズン2勝目】
レンジャーズで共に戦うマーティンとバーネット
【マーティン、牽制で大谷を刺す!】
昨シーズンまで日本ハムでプレーしていたクリス・マーティンもレンジャーズでメジャーリーグ復帰を果たした。中継ぎとして起用されており、ここまで登板した9試合で失点は1試合のみ。日本時代のように安定した投球を見せている。
また、昨年までの同僚である大谷翔平(エンゼルス)を見事な牽制球で仕留めたことで日本でも話題となった。
オ・スンファンはブルージェイズで活躍
2年間に渡って在籍した阪神時代には「石直球」を武器に最多セーブを獲得するなどチームに大きく貢献していたオ・スンファン(ブルージェイズ)。メジャー3年目となる今シーズンはカージナルスからブルージェイズに移籍するも、ビザの発行遅れにより、調整が思うように進まなかった。
その影響なのか、ここまでの7試合で防御率3.00ながらも毎試合で安打を許しており、投球内容は不安定。チームはアメリカンリーグ東地区2位と好調なだけに、調子を戻したいところだ。
2015年に西武でプレーしたウェイド・ルブランは翌2016年からマリナーズでメジャー復帰。昨シーズンはパイレーツで50試合に登板するなど、中継ぎとしてチームに貢献していた。今シーズンは再びマリナーズへ復帰し、出番をうかがっている。現時点ではまだ1試合の登板ではあるが、3回を投げ防御率3.00。少しずつ信頼を得て、出番を勝ち取りたいところだ。
大谷の活躍に注目は集まるが、そのほかにも日本でプレーした助っ人たちの活躍にも目を向けていきたい。
※成績は現地2018年4月14日時点