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イチローにまたもアクシデント!〜3月4週の日本人メジャーリーガー振り返り〜

2018 3/26 18:07mono
イチロー
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Ⓒゲッティイメージズ

イチローが頭部死球で騒然

マリナーズに復帰したイチローは、キャンプインから実戦練習を積み、順調に開幕へと調整を行っていたが、右ふくらはぎの張りもあり、前週に戦線離脱してしまう。それにより開幕も危ぶまれたものの3月19日に練習試合へと復帰し、21日にはオープン戦へと出場するなど驚異的な回復を見せていた。しかし、23日に行われたマイナーリーグの試合で頭部死球を受け、またしても離脱となった。試合後は自力で歩行しており、笑顔を見せるなど大事には至っていないが、翌日の試合は欠場。今後は様子を見ながら実戦へ出場することになりそうだ。

大谷は練習試合で安打を重ねる

投打ともに苦しい結果となっている大谷翔平(エンゼルス)。今週は練習試合・紅白戦での起用がメインとなった。投手としては3月24日の紅白戦に登板。紅白戦ということもあり、変則ルールとなったが5回途中2失点の成績となった。全試合で失点をしていることが心配ではあるが、数日間で最終調整を行っていく。

野手としてはオープン戦も含め安打を重ねている。3月20日のダイヤモンドバックス戦では、左投手からも安打を放ち徐々にではあるが状態はあがっているようだ。3月26日からは指名打者としてオープン戦に出場予定。最後の調整を行う。

先発投手陣は開幕へ向け順調な仕上がり

ダルビッシュ有(カブス)、田中将大(ヤンキース)、前田健太(ドジャース)ら先発投手陣は揃って好投を見せた。

ダルビッシュは3月21日に古巣であるレンジャーズ戦に先発し、6回1失点7奪三振。バランスを崩しながらも、ストレートで三振を奪うシーンはMLB公式サイトでも取り上げられた。また、オープン戦4試合目にして初めて無四球と制球も定まり、開幕へ向けて順調さをアピールしている。あと1試合に登板しシーズンインを迎えることとなる。

4年連続の開幕投手とはならなかった田中だが、3月23日のレッドソックス戦で6回途中1失点6奪三振と好投をみせた。試合には敗れ敗戦投手となったものの、仕上がりは順調。好不調の波をどれだけ抑えることができるかがポイントとなりそうだ。

先発ローテーションで唯一の右腕でもある前田。今週は2試合に登板。3月20日のアスレチックス戦では6回途中1失点3奪三振。ボールを落としたことにより、ボークを取られ失点を許している。2度目の登板となった25日のエンゼルス戦では5回2失点。2本のソロホームランを浴びたものの、要所は締めている。エンゼルスの大谷は出場せず対戦はなかった。

リリーフ陣も万全の状態で開幕へ

牧田和久(パドレス)、平野佳寿(ダイヤモンドバックス)、田澤純一(マーリンズ)といった中継ぎ陣はそれぞれ持ち味を発揮し、万全の状態で開幕を迎えられることになりそうだ。

平野は3試合連続被弾で心配されたものの、3月23日のインディアンス戦で1回無失点3奪三振と好投を見せた。

田澤は3月25日に行われた昨シーズン王者のアストロズ戦で1回を三者凡退、わずか9球でピシャリと抑えるなど順調だ。

牧田は初めての連投で被弾したものの、それまで4試合連続無失点を記録しており問題ない。連投後は2、3日の休養を挟んでから登板することとなりそうだ。

岩隈が投球練習再開

今シーズンはマリナーズとマイナー契約を結んでいる岩隈久志。昨シーズン中に肩の手術を受けており、今シーズン序盤での復帰を目指している。その岩隈は3月25日に手術後初となるブルペンに入り、24球を投じている。早ければ5月中の復帰が見込まれており、昨シーズン未勝利に終わった悔しさを晴らしたいところ。

ダイヤモンドバックス傘下の中後悠平は、3月21日に行われたジャイアンツとの一戦で中継ぎ登板。しかし、0.2回1失点、被安打2と結果を残すことができなかった。