「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

イチローにアクシデント!大谷に試練!〜3月3週の日本人メジャーリーガー振り返り〜

2018 3/19 11:35mono
大谷翔平 エンゼルス
このエントリーをはてなブックマークに追加

Ⓒゲッティイメージズ

大谷に試練!被安打7で7失点

3月16日のロッキーズ戦に先発した大谷翔平(エンゼルス)。この試合で大谷は2回途中7失点、被安打7で初黒星を喫した。次回登板は24日が予定されている。一方の打撃でも打率.083(24打数2安打)と結果を残せておらず、開幕をマイナーで迎える可能性もありそうだ。

現時点でマイク・ソーシア監督は『大谷仕様』の先発6人ローテーションを撤回していないが、どうなるのだろうか。投打ともにわかりやすい結果が欲しいところだ。

イチローに異変も脅威の回復力!

マリナーズに復帰したイチローはキャンプインから軽快な動きをみせていた。しかし、14日に行われたオープン戦でアクシデントが発生する。1番・左翼でスタメン出場し1回表の守備にはついたが、その裏の打席には立たず代打を送られたのだ。右ふくらはぎの故障と発表され、開幕戦の出場にも暗雲が立ちこめてしまう。

しかし、イチローは脅威の回復力をみせアクシデントから3日後の17日には練習へと復帰している。翌週にはマイナーチームの実戦にも復帰予定となっており、開幕には間に合う見込み。この強さが44歳まで現役でプレーするひとつの秘訣と言えそうだ。

ダルビッシュ、田中、前田は開幕後の登板日も決定!

ダルビッシュ有(カブス)が16日のホワイトソックス戦に先発。5回1失点、被安打3、奪三振4と好投。オープン戦の成績は2勝0敗、防御率3.48となっている。また、この試合では打席にも立ち安打を放った。開幕3戦目の登板に向けて順調に仕上がっているようだ。

田中将大(ヤンキース)は17日のタイガース戦に登板。ミゲル・カブレラに一発を浴びるなど3回途中4失点で降板している。しかし、6三振を奪っており球の良し悪しがハッキリしていた格好だ。これでオープン戦3試合で0勝2敗、防御率11.25となった。

3年連続で開幕投手を務めていた田中だが、今シーズンの開幕はルイス・セベリーノに決定となった。田中は2戦目に登板予定となっている。

前田健太(ドジャース)はオープン戦ではなく練習試合に登板。5回途中62球を投げ3失点でマウンドを降りている。その後、正式に開幕3戦目(ジャイアンツ戦)の登板が決まった。クレイートン・カーショー、アレックス・ウッドに次いでローテーション3番手として今シーズンをスタートさせる。また、リッチ・ヒル、柳賢振をふくめた5人のローテーション投手の中で唯一の右腕でもある。右のエースとして3年連続2桁勝利を目指したい。

中継ぎ陣は揃って失点

今シーズンからパドレスへ加入した牧田和久は17日に練習試合に登板。3失点を喫したが不安はなく、次回登板も20日に決まっている。

ダイヤモンドバックスの平野佳寿は、14日のレッズ戦で被本塁打を浴び1回1失点だったものの、17日の練習試合に登板し1回無安打無失点と好投をみせた。現時点で起用法は明言されていないものの、勝利の方程式に入る可能性も高そうだ。

田澤純一(マーリンズ)は16日のカージナルス戦で1回1失点。オープン戦3試合で3回2失点防御率6.00となっている。

中継ぎ陣は揃って点を失っているが、開幕に向けて調整段階といったところだろうか。現時点で首脳陣からの信頼は失っておらず、心配はなさそうだ。