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【球史に名を残した偉人達】50歳まで現役を目指すイチロー選手の凄さ

2017 5/17 09:55cut
イチロー選手
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2001年のセンセーショナルなMLBデビューイヤー

1994年に当時のNPB記録となる210安打をマークし彗星のごとく現れたイチロー選手。日本で7年連続首位打者を獲得するなど「やりのこしたことはない」と言える活躍を見せ、2000年オフにポスティング制度を用いてMLBのシアトル・マリナーズに移籍した。
移籍当時のイチロー選手に対し日米のファンは半信半疑な部分があり「メジャーでは通用しない」「パワーが足りない」「細い体では過酷なメジャーの移動に耐えられない」といった声も多く挙がっていた。
そういった声が出ていながらもイチロー選手は開幕戦のスタメンに「1番・右翼手」で名を連ねたのだ。第三打席まで凡退したイチロー選手だが第4打席で中前打でMLB初ヒットを記録、続く第5打席ではセーフティーバントを決めマルチ安打と結果を残した。
翌日こそノーヒットに終わるが以降は安打を量産しシーズンを通して242安打を記録。打率.350、56盗塁で首位打者、盗塁王のタイトルを獲得する。また、新人王、MVP、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞とタイトルを総なめにした。開幕前に挙がっていた不安の声を一掃する活躍を見せたのだ。
このイチロー選手の活躍により、日本人は投手だけでなく野手も通用するということを全米に知らしめた。

アンタッチャブルレコードを更新した2004年

2001年のセンセーショナルなMLBデビューから3年後となる2004年。イチロー選手は3年連続200安打、打率3割、ゴールドグラブ賞、オールスター出場など数々の栄誉を受けスター選手の仲間入りを果たしていた。そのイチロー選手がこの年に新たな伝説を作るのだ。
開幕直後の3月、4月は打率.255と低調だったイチロー選手だが、5月に調子を上げ月間50安打、打率.400をマークする。月間50安打は一つの節目となっており、シーズンで2度50安打を達成した選手は1936年まで遡らなければいけないほど大きな記録なのだ。
6月は打率.274と再び下降気味となるが、7月以降に大爆発を見せてくれた。なんと、7月、8月に2ヶ月連続の月間50安打を達成。5月と合わせシーズンに3度の月間50安打はMLB史上初の記録となりアンタッチャブルレコードとされていた1920年にジョージ・シスラー選手の達成した年間257安打へ手がとどくところまで来ていたのだ。
その歴史的な日は10月1日に訪れた。この日の第一打席で257安打に並ぶと続く第二打席で鮮やかな中前打を放ち258本目の安打を記録したのだ。その瞬間、本拠地であるセーフコ・フィールドは歓迎ムードに包まれ花火が上がり試合中ではあるが、チームメイトが一塁に集まりイチロー選手を祝福する。スタンドからは前記録保持者であるシスラー選手の娘も拍手そして涙を流し喜んでいたのだ。
最終的に262安打を記録したイチロー選手の記録は新たなアンタッチャブルレコードとなっている。

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