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【2016-2017】クリーブランド・インディアンスのチーム状況

2017 1/30 12:29
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Photo by Keeton Gale/Shutterstock.com

2016年、シカゴ・カブスと激闘の末に残念ながらワールドチャンピオンにはなれなかったクリーブランド・インディアンス。 2017年は雪辱を果たしたいところです。 そんなクリーブランド・インディアンスの振り返りと2017年シーズンへの展望、注目選手を紹介します。

クリーブランド・インディアンスの歴史

クリーブランド・インディアンスは、1901年に創設された100年以上の歴史を誇るチームです。創設当時の中心選手は、アメリカ野球殿堂入りも果たしているナップ・ラジョイ選手だったこともあり、ナップスとも呼ばれていました。
1920年、1948年にワールドシリーズを制覇しましたが、それ以降は低迷し、1995年までポストシーズンへ進出できませんでした。当時は弱いチームの代名詞にもなっており、映画「メジャーリーグ」のモデルにもなっています。
その後、1995年から地区5連覇を果たすなど、強さを取り戻し、2016年にもワールドシリーズンへ進出を果たしています。

クリーブランド・インディアンスの2016年シーズン総括

クリーブランド・インディアンスは2016年に1997年以来19年ぶりにリーグ優勝を果たしました。6月4日に地区首位に立った後は、一度も首位の座を明け渡すことなく独走。最終的にアメリカン・リーグ中地区の2位であるデトロイト・タイガースに8ゲーム差をつける圧勝でした。
投手陣はコーリー・クリューバー投手ら5人が2ケタ勝利をマークし、コディ・アレン投手、アンドリュー・ミラー投手の中継ぎ陣もしっかりと役割を果たしました。打撃陣もホゼ・ラミレス選手、フランシスコ・リンドーア選手の三遊間が打率3割をマークするなど、投打が噛み合ったのが躍進の要因です。

クリーブランド・インディアンスの2017年シーズン展望

アメリカンリーグのチャンピオンとなったクリーブランド・インディアンスは、2016年オフシーズンに大きな補強を行っていません。ほぼ、現有戦力のままで2017年シーズンを迎えることになりそうです。
先発、中継ぎ、抑え、打撃陣と選手は揃っていることと、同地区の他4チームのうちデトロイト・タイガースを除く3チームが2017年シーズンに勝負をせずチームを解体する動きを見せていることで、2017年シーズンも独走の気配が漂います。

クリーブランド・インディアンスの注目投手

クリーブランド・インディアンスの注目投手はアンドリュー・ミラー投手です。アンドリュー・ミラー選手は2016年シーズン途中にニューヨーク・ヤンキースからトレードでチームに加わりました。2016年シーズンの両チームで70試合に登板し、4勝0敗3S9H、74.1回を投げ123奪三振という成績を残します。投球回数よりも奪三振数が圧倒的に多く、奪三振能力の高さが窺えます。
2016年のアメリカンリーグ・チャンピオンシップでは7.2回を投げて14奪三振で、リリーフ投手ながらMVPも獲得しています。左のサイドハンドから投じられるスライダーは、わかっていても打てない球となっており、左打者にとっては非常に脅威です。

クリーブランド・インディアンスの注目野手

クリーブランド・インディアンスの注目野手はフランシスコ・リンドーア選手です。2015年シーズンの新人だったフランシスコ・リンドーア選手は、初年度から守備の要であるショートを守りながら打率.313を記録し、2016年シーズンも大いに期待されました。
その期待に応えたフランシスコ・リンドーア選手は、打率.301、オールスター出場、ゴールドグラブ賞受賞と2年目も大活躍を見せ、チームのワールドシリーズ出場に大きく貢献しました。2016年シーズンで23歳とまだ若く、あと10年は楽しめそうな選手です。

まとめ

クリーブランド・インディアンスは、2017年シーズンも優勝争いの本命になりそうですね。 1990年代のような黄金期が再び訪れるかもしれません。 来シーズンのクリーブランド・インディアンスにも、要注目です。