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【詳細解説!】ミルウォーキー・ブルワーズの2016-2017年


メジャーリーグ

Photo by Keeton Gale/Shutterstock.com

野茂英雄選手がロサンゼルス・ドジャースと契約してデビューをしてから20年、多くの日本人選手が海を渡りアメリカで活躍するようになりました。 本稿では野茂英雄選手が1999年に所属したミルウォーキー・ブルワーズの今季の戦いぶり、来季の展望にスポットを当てます。

ハンク・アーロンが大記録を達成したミルウォーキー

ミルウォーキー・ブルワーズは1969年創設、アメリカ中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーを本拠地としています。 1970年代に活躍した名打者、ハンク・アーロン選手がキャリア終盤を過ごしたチームであり、歴代最多本塁打記録(755本)もブルワーズのユニフォームを着て達成しました。
ここしばらくは低迷が続いていましたが、2008年にCC・サバシア投手を有して20年ぶりのワイルドカードシリーズ進出を決めると、2011年には29年ぶりの地区優勝を決めました。

21世紀に入って訪れた復調の兆し

晩年下位に低迷していたブルワーズ。マーク・アナタシオ氏がオーナーとなった2005年以降は少しずつ前向きな変化が訪れるようになりました。ネッド・ヨスト監督体制の後半は勝率5割超えを果たし、激変こそしないものの、尻上がりに調子を上げていきました。
その結果、2007年には観客動員数が300万人を突破。閑古鳥が鳴いていた本拠地ミラー・パークにも多くのファンが足を運ぶようになり、チームを取り巻く雰囲気は大きく変わっていきました。そして、2011年の地区優勝でピークを迎えます。

チームのシンボル、ライアン・ブラウン選手

大型戦力が不在のブルワーズにあって、チームの代表格となっているのがライアン・ブラウン選手。2007年の入団以来ブルワーズ一筋、2007年に新人王、2011年のシーズンMVPを獲得したメジャーリーグを代表する外野手に成長しました。
30歳を超えても130試合以上に出場し続けているほか、今季は久々に打率3割・30本塁打をマーク。ベテランの域に入りましたが、通称「ヘブライハンマー」は、まだまだチームを引っ張る存在であることに変わりはなさそうです。

投手陣の注目株は、背番号27

圧倒的なエースがいないチームにあって、今シーズン唯一の2ケタ勝利を挙げたピッチャーが、ザック・デービース投手です。
1993年生まれの23歳は、メジャー1年目の7勝を上回る11勝を達成。チェンジアップはマイナー屈指と呼ばれていましたが、被打率.229とメジャーでも通用することを改めて証明しました。スピードはないものの、打者に的を絞らせないピッチングが魅力で、多くのファンが背番号27の来季の覚醒を期待しています。

2017年に向けた気になる戦力補強

これまでのところ、目立つ補強は2人。1人目は韓国球界で活躍したエリック・テームズ選手。2015年に47本塁打を放ったパワーはチームにとっても大きな魅力となるはずで、フロントからの期待も膨らんでいます。
2人目は、レッドソックスからトレードでやってきたトラビス・ショウ選手。今季初めてレギュラーポジションを獲得、145試合に出場して16本塁打を放った強打がストロングポイントとみなされています。守備には改善の余地がありますが、まだまだ伸びしろはたっぷり。
この2人のほかにも新戦力の獲得に動いており、地区優勝を目指した戦力の底上げが図られるはずです。

まとめ

少しずつしかし確実に復調への歩みを続けるブルワーズ。 前向きな変化が続くこのチームには、大スターこそいませんが、中堅選手がしっかりと投打を支え、優勝争いを目指して勝利を重ねていくことを狙っています。 ニューヨークやロサンゼルスにはない小都市ならではの手堅いチーム運営で、6年ぶりの地区優勝を目指します。

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