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【詳細解説!】ニューヨーク・メッツの2016-2017年


メジャーリーグ

Photo by Debby Wong/Shutterstock.com

世界最高峰のプロ野球、メジャーリーグ。アメリカ最大の都市であるニューヨークに本拠地を置くチームの1つがニューヨーク・メッツです。 2015年にはワールドシリーズにも進出、日本人選手もこれまでに多く所属した強豪チームの魅力に迫ります。

「お荷物球団」から「ミラクルメッツ」へ

ニューヨーク・メッツは、1962年に創設されたニューヨーク第2のメジャーリーグチームです。新規参入直後は戦力が乏しく、シーズン120敗を喫して、ファンからの支持も薄く「お荷物球団」のレッテルを貼られました。
転機となったのは1969年。レギュラーシーズンを100勝62敗で初の地区優勝を飾り、ネガティブなレッテルを払拭。そのままアトランタ・ブレーブスを破りリーグ優勝、ボルチモア・オリオールズと対戦したワールドシリーズも4勝1敗で制するという奇跡を起こしたのです。
「ミラクルメッツ」と呼ばれたこの年から3年後にもリーグ優勝を果たすなど、最初の黄金期を迎えました。

これまでに日本人選手も多く所属

ニューヨーク・メッツは、新庄剛志選手、松井稼頭央選手、石井一久選手など多くの日本人選手が所属したこともあり、また、1996年のシーズン途中からはボビー・バレンタイン氏が監督を務めたこともあり、日本人にもなじみの深いメジャーリーグチームかもしれません。
1998年から2シーズン所属した吉井理人投手は、ポストシーズンで日本人初となる開幕投手を務めました。球史に名を残す速球王、ランディ・ジョンソン投手と投げ合ったことで、日本のファンからも大きな注目を集めました。

投手陣の躍進の象徴はメジャー2年目の長髪のエース

今季のニューヨーク・メッツは、レギュラーシーズンをナショナルリーグ東地区2位で終えました。チーム防御率は3.58で全チーム中3位と投手陣の健闘が光ったシーズンとなりました。
躍進の象徴となったのは、24歳のノア・シンダーガード投手。長髪をなびかせながらオーバースローで繰り出す150km台後半のフォーシームと変化の鋭いカーブが持ち味でしたが、今季はスライダーを織り交ぜたことで打者の的を絞らせぬ投球術が開花。シーズン14勝、218奪三振、防御率2.18と大車輪の活躍を見せました。
驚くべきはこの成績はメジャーデビュー2年目での快挙だということ。3年目のさらなる進化に対する期待も膨らんでいます。

「投高打低」のイメージを覆す2人のキーマン

チーム成績は「投高打低」のイメージが否めなかった今シーズン。一人気を吐いたのがアスドルバル・カブレラ選手でした。遊撃手のレギュラーとして141試合に出場、146安打・23本塁打と平均以上の成績を残しています。
また、ライトを守ったジェイ・ブルース選手は、8シーズンを過ごしたシンシナティ・レッズから移籍1年目のシーズンでした。開幕からレギュラーを確保すると、好調を維持してシーズン通算25本塁打をマーク。オールスターゲームにも出場するなど、中堅選手の1年目としては十分な活躍、来季に向けたファンの期待も大きくなっています。

生え抜き選手たちの成熟が再浮上のカギ

2011年から監督の座に就いているのは、かつてオリックスでも指揮をとったテリー・コリンズ監督。若手の育成には定評があり、生え抜き選手を中心としたオーダーで2015年はワールドシリーズに進出したことは記憶に新しいところ。昨季の成功の後ということで、今季は若い戦力のムラが出たのかやや下降気味のままシーズンを終えました。
しかし、パワーヒッターでありながら堅守が魅力のマイケル・コンフォルト選手、今季メジャーリーグデビューを飾ったブランドン・ニモ選手など、これから成熟していくはずの20代前半の選手たちは、コリンズ監督の手腕ひとつで大きく変わるはず。生え抜き選手たちの成熟が再浮上のカギとなります。

まとめ

同じ街を本拠地とするニューヨーク・ヤンキースは、運営規模もファンの数もワールドクラス。 とはいえ、ここ数年は直接対決のサブウェイシリーズで勝利を重ねるなど、メッツの勢いは増す一方。 コリンズ監督と生え抜き選手たちの2017年に注目したいところです。

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