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W杯5連覇中!女子プロ野球日本代表「マドンナジャパン」とは?

2017 1/18 10:02
野球イメージ,ⒸSPAIA
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「マドンナジャパン」は、女子野球日本代表のナショナルチームの愛称です。男子同様に侍ジャパンとも呼ばれます。2009年より女子プロ野球リーグが創設されてから力を伸ばしており、現在までW杯5連覇中です!マドンナジャパンの歴史や沿革、功績、名選手、応援、今後の展望などを紹介します!

「マドンナジャパン」の歴史と沿革

日本女子プロ野球代表は、1999年2月に初めて結成されました。
結成時は、法人ではなく任意団体であったことから、代表チームというよりもクラブチームと同じ扱いとされていた為、選考に合格した大学生の所属選手が参加出来ないという事態が発生しました。その対応として日本野球連盟への加入を目指すようになり、2004年に日本野球連盟加盟の承認を受け、2006年4月に全日本野球会議の代表派遣事業として承認されました。
当初は、大塚製薬がスポンサーであったことから「チーム・エネルゲン」という名前で活動していました。2008年の愛媛県松山市にてW杯が開催された際に「マドンナジャパン」という愛称で呼ばれるようになりました。

「マドンナジャパン」の功績

代表試合としては、2001年~2004年に開催された女子野球世界大会にて優勝2回、準優勝2回に輝いています。
2004年から2年に1度開催されてるIBAF女子ワールドカップでは、第2回大会まで準優勝2回、マドンナジャパンと呼ばれるようになってからの2008年~2016年までの間には何と5連覇を達成しています!ライバルとしているアメリカでさえ、優勝は2回なのでその凄さがわかります。
日本女子プロ野球界も2009年8月に設立したばかりですが、プロリーグ設立と並びマドンナジャパンも飛躍しました。
WBSCランキングと呼ばれる女子野球の世界ランキングでも日本代表は、1位に君臨しており、現時点での世界最強のチームです。

「マドンナジャパン」の名選手①投手

マドンナジャパンのエースナンバー背番号18を付けているのは、投手陣最年長の里綾実選手(兵庫ディオーネ)です。
里選手は、右投右打で切れ味鋭いスライダーを武器にしている投手です。女子プロ野球の2016年度のシーズンでは、共にリーグトップの防御率1.71、13勝をあげています。2014年、2016年のW杯にて大事な場面での先発を任せられ、2年連続胴上げ投手、大会MVPに輝きました。
その他の投手は、吉井萌美選手(アサヒトラスト)、荒木未来選手(アサヒトラスト)、笹沼菜奈選手(平成国際大学)、田中露朝選手(尚美学園大学)、清水美佑選手(埼玉栄高校)と将来の活躍が楽しみな若い選手を中心に選出されています。

「マドンナジャパン」の名選手②打者

マドンナジャパンの中心打者として2人の選手を紹介します。
代表の4番バッターは、川端友紀選手(埼玉アストライア)で右投左打の遊撃手です。東京ヤクルトスワローズの川端慎吾選手を兄に持ち、2013年に打率.431と高打率を記録し同年の4冠王に輝きました。まさに名実伴った女子プロ野球選手です。
代表の3番バッターは、三浦伊織選手(京都フローラ)で左投左打の外野手です。2014年に打率.500を記録し、首位打者、最多安打、盗塁、出塁率、ベストナイン、MVP(角谷賞)と主要タイトルを総なめにした俊足強打の選手です。
既に大活躍している2選手ですが、今後もマドンナジャパンを引っ張っていく存在でしょう。

「マドンナジャパン」の応援と今後の展望

マドンナジャパンに選ばれた選手達は、野球が本当に大好きな選手ばかりです。選手達は、資金不足から強化合宿や練習試合にかかる費用の一部を負担しています。そんな努力をして結果を残す選手達の姿を見て2016年のW杯開催時に、一般社団法人である全日本女子野球連盟が、マドンナジャパンの応援プロジェクトを立ち上げました。
アイドルグループの乃木坂46もマドンナジャパンの公式サポーターであり、衛藤美彩さん、北野日奈子さん、寺田蘭世さんが2016年4月9日に開かれた応援イベントに参加し、普及に協力しています。
今後の展望は、個々の選手のレベルの高さに加え、プロと学生の若い選手が融合したチーム作りが進んでいることから、次の2018年W杯にて6連覇の達成が期待されます!皆さんも是非応援してください!

まとめ

いかがでしたでしょうか。 W杯5連覇と結果を残してきたマドンナジャパンの選手達は、ベテラン、主力、若手選手が融合した世界最強のチームです。練習費用の自己負担など苦労もたくさんあったと思います。そんな苦労を乗り越えマドンナジャパンは、次の2018年W杯にて6連覇を目指します!そんなマドンナジャパンを応援しましょう!