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大阪桐蔭が逆転勝利で金足農との決勝戦へ!過去決勝は「7戦無敗」

2018 8/20 16:34青木スラッガー
甲子園球場,ⒸSPAIA
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センバツ王者大阪桐蔭とダークホース金足農の決勝戦に

第100回全国高校野球選手権記念大会第15日、準決勝第2試合はセンバツ王者の大阪桐蔭(北大阪)が済美(愛媛)に5対2で勝利。準決勝第1試合は金足農(秋田)が日大三(西東京)に勝利しており、明日21日の決勝進出2校が決定した。

済美に先制を許すも、大阪桐蔭は4回5回の2イニングで5点を奪い逆転勝利。先発した柿木が10奪三振2失点完投でエースの働きを見せた。準々決勝まで3本塁打の4番藤原、2本塁打の5番根尾から本塁打は出なかった。

下位打線の活躍で中盤一気逆転!柿木の155球完投で終盤逃げ切る

済美は2回表、先発投手のエース山口直がライトへタイムリーを放って1点を先制する。なおも2死一・二塁から9番政吉がセンター前へはじき返したが、中堅手藤原がノーバウンドで矢のような送球を見せホームタッチアウト。大阪桐蔭が2点目を許さなかった。

序盤リードされた大阪桐蔭は4回裏、4番藤原が四球で出塁し、続く根尾が内野安打でつなぐと7番山田がレフト前タイムリーで同点とする。すると、ここから一気に試合が動いた。まずは続く8番小泉の打席でパスボールにより1点勝ち越し。

5回表は相手の好走塁で同点に追いつかれたが、その裏、2死から6番石川の2点タイムリーで再び勝ち越しに成功。相手のエラーでもう1点を追加し、この回一挙3点を引き離す。6回以降は柿木が尻上がりに調子を上げ、9回155球を最後まで投げ切りリードを守り抜いた。

夏4回、春3回の全国制覇を誇り、今大会は史上初となる「2度の春夏連覇」を狙う大阪桐蔭。夏は2014年以来4年ぶり5回目、春夏通じて8回目の決勝進出となるが、未だ決勝戦は負けたことがない。迎え撃つは「今大会ナンバーワン」との呼び声高い好投手吉田を擁する金足農。藤原、根尾ら最強打線と吉田の対決に注目が集まる。