決勝は、再び大阪桐蔭VS智弁和歌山
第100回全国高校野球選手権記念大会の出場校を占う上で重要な春季高校野球大会(以下、春季大会)が、6月11日の東北大会決勝をもってすべての地区で終了した。2018春のセンバツで決勝に進んだ大阪桐蔭高(大阪府)と智弁和歌山高(和歌山県)は、どのような成績だったのか振り返ろう。
史上3校目となるセンバツ連覇を達成した大阪桐蔭高は、順当に近畿大会も制覇した。第100回記念大会では、激戦区大阪の予選が南北に分かれて行われる。最大のライバル履正社高は、大阪桐蔭高と同じ北大阪。甲子園までの道のりは、容易ではない。
大阪桐蔭高のチーム状態は、6月10日の練習試合で中京大中京と愛産大三河に連敗するなど万全ではない可能性がある。しかし、百戦錬磨の西谷浩一監督が手をこまねいているとは思えない。夏の大会に照準を合わせて仕上げてくるはずだ。
センバツ準優勝の智弁和歌山高は、近畿大会の決勝で再び大阪桐蔭高に敗退。センバツでは2-5、近畿大会では1-3、いずれも2点差で涙をのんだ。優勝までの「あと一歩」は近くて遠い。夏の甲子園で「三度目の正直」を目指したいところだ。
【春のセンバツ上位校】
優勝 :大阪桐蔭(大阪府)
準優勝:智弁和歌山(和歌山県)
【各地区春季大会優勝校】
北海道:札幌第一(北海道)
東北 :聖光学院(福島県)
関東 :健大高崎(群馬県)
北信越:星稜(石川県)
東海 :東邦(愛知県)
近畿 :大阪桐蔭(大阪府)
中国 :広島新庄(広島県)
四国 :大手前高松(香川県)
九州 :九州国際大付(福岡県)