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知ってる?高校野球名物ブラバン応援3選 アルプススタンドでも熱い戦い!


高校野球,応援,スタンド

ⒸPhotAC

『スター・ウォーズ』や『パワプロ』 毎年選曲が注目の大阪桐蔭

甲子園といえば各校の応援合戦も見どころのひとつ。現地観戦では、ときに試合を忘れて大応援団の迫力に見とれてしまうこともあるだろう。グラウンドで戦う選手に力いっぱい声援を送るという点では、どのアルプススタンドも美しく優劣をつけられないが、本記事では他校にない個性的な応援をする2018年第90回センバツ出場校をピックアップする。

まずは2017年センバツを制し、今大会でも優勝候補筆頭の大阪桐蔭(大阪)。実は、同校の吹奏楽部も全国屈指の超名門だ。昨年は、「吹奏楽部の甲子園」ともいえる「全日本吹奏楽コンクール」に今センバツ出場校の中で唯一出場し、銀賞を受賞。過去には同コンクールで3年連続金賞を受賞するなど、野球部に負けずとも劣らない実績を誇り、甲子園でもハイレベルな演奏を披露している。

応援のスタイルは選手一人ひとりの曲が決まっていて、打席交代ごとに曲を変えるオーソドックスなヒッティングマーチ形式。ただ、そのとき流行のJポップや映画・ドラマ作品などから取り入れる選曲が毎回個性的でおもしろい。

2016年センバツでは、前年に新作が公開された映画『スター・ウォーズ』シリーズからダース・ベイダーのテーマ曲『帝国のマーチ』などを採用。春夏連続で甲子園に出場した2017年は、RADWIMPS『前前前世』、 星野源『恋』、映画『ラ・ラ・ランド』挿入歌、おなじみの野球ゲーム『実況パワフルプロ野球』のBGMなどが、名門吹奏楽部の繊細かつ大迫力な音色で演奏された。2018年センバツでは、どんな新曲が聴けるのか楽しみだ。

三重は六大学風の「流れを切らない」スタイル

プロ野球応援の基本であるヒッティングマーチ形式は、大阪桐蔭をはじめ、ほとんどの高校が採用している応援方法だ。そんな中で、三重は定番曲をあまり用いず、「応援曲を途切れさせない」という高校野球では珍しい応援スタイルを伝統にしている。

流れを切らない応援スタイルは、東京六大学の応援をモデルにしたもの。選曲も早稲田大学の『Viva Waseda』をもとにした『VIVA MIEKO』や、赤いタオルを頭の上で振り回す東京大学の『不死鳥の如く』など、六大学に由来するものが多い。オリジナル曲には早稲田大学応援部関係者から提供された『ヴィクトリー三重』やサンバ調の『煌』などがある。「ここぞ」という場面では、ミシガン大学の『Let’s Go Blue!』が原曲の『レッツゴー三重』をチャンステーマとして演奏している。

応援スタイルだけでなく、アルプススタンドの「熱量」がすごい点も三重の特徴だ。2014年の決勝戦では、地元の大阪桐蔭に惜敗したものの応援で圧倒。敵将の西谷浩一監督に「完全アウェーの状態」「脅威を感じた」と言わしめた。

三重の甲子園出場は、この2014年夏以来。全国準優勝にまで登り詰め、しばらくは県内で三重の天下が続くかと思われたが、聖地には6季届かなかった。2018年センバツでは、応援の力も借りて再び甲子園に旋風を起こせるだろうか。

逆転劇を生む「魔曲」!智弁和歌山のチャンステーマ『ジョックロック』

高校野球応援の定番曲『アフリカン・シンフォニー』の編曲で有名な智弁和歌山(和歌山)。チャンステーマは、ハイテンポで短いフレーズを繰り返す同校の名曲『ジョックロック』だ。この曲が流れるとたちまち逆転劇が生まれる「魔曲」として知られている。

2017年夏の甲子園初戦・興南(沖縄)戦で、6点差の大逆転に成功したときも、この「魔曲」が流れていた。0対6で迎えた4回に満塁のチャンスを迎える。『ジョックロック』が流れるとタイムリーが飛び出し、6回まで3イニングで7点を挙げる猛攻が始まったのだ。2008年夏の駒大岩見沢(北海道)戦では、1点ビハインドの8回に『ジョックロック』が流れ、逆転どころか11得点のビッグイニングを作った。この曲が逆転劇を呼んだ例は、数え切れない。

『ジョックロック』は、2018年センバツに出場する智弁和歌山の姉妹校・智弁学園(奈良)も使用する。両校は、勝ち進めば準々決勝で対戦。2002年夏以来の「智弁対決」が実現するか注目だ。そのとき甲子園の魔物を呼び起こすのは、どちらの『ジョックロック』だろうか。

ここまで3校をピックアップしたが、系列の慶応大学と同じ六大学スタイルの慶応義塾(神奈川)、プロ野球ロッテの応援曲を多用する東邦(愛知)、Jリーグ各クラブの「チャント」と呼ばれる応援歌を取り入れた創成館(長崎)の応援も、他校とは一線を画している。ほかにも、おもしろい応援スタイルや応援曲を引っさげてセンバツにやってくる高校はないか、各校の応援合戦が楽しみだ。

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