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【伊勢の溢れる情熱】三重県の野球強豪校5選

2016 8/26 13:36
野球場 日本
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Photo by mTaira/Shutterstock.com

全国の高校野球ファン必見!
三重県の野球強豪校について5校をピックアップして、各校の戦績や特徴などをご紹介しよう。

三重県内屈指の名門 三重高等学校

野球部の由緒正しき歴史は昭和41年から刻み続けられている。全国高等学校野球選手権大会への出場回数13回、選抜高等学校野球大会出場は12回を誇っている。
第41回大会ではセンバツ決勝戦進出・初優勝を果たしており、県内最多出場にして甲子園通算2ケタ勝利を挙げているのは三重県内で同校のみである。三重県は全国クラスの学校は多くあるとは言えないため、他県よりもやや競争率が易しいように思えるが、今後よりいっそう高みを目指して頑張ってもらいたい。

順当に強豪校 三重県立いなべ総合学園高等学校

野球部は三重県代表として春の選抜初出場に加え秋季大会では準優勝の結果を残している。しかし、2010年夏の甲子園に1度出場はしたものの惜しくも初戦で敗退している。
野球部OBには中日の石垣幸大選手、学校OBには女子サッカーの作元芙美佳選手などスポーツ界へ多くの人材を輩出している。注目選手は秋季大会で頭角を現したエースの渡辺啓五選手だ。最速142キロのストレートや変化球を使いこなし、三重県大会の3位決定戦では、15奪三振2失点で完投勝利をあげる実績を残した。

新星の強豪校 三重県立菰野高等学校

菰高(こもこう)の愛称で親しまれ、野球部は全国高等学校野球選手権大会に過去2回出場(2005年の第87回、2008年の第90回)、そして選抜高等学校野球大会に1回出場(2013年の第85回)するなど三重県内では強豪校として知られている。
その歴史は新しいが過去には第87回全国高校野球選手権三重大会と第90回全国高校野球選手権記念三重大会で、2度に渡る優勝経験がある。強さの秘訣は練習量に見合った身体の充実、芯の太さなど強靭な身体を目指したことにある、と戸田監督は語っている。

強豪校と名を馳せる 三重県立宇治山田商業高等学校

地元では「山商」と称されているので、それに準じて説明する。山商は周辺の高等学校と比べて全ての部活動が盛んであり、各種大会やコンテスト等での上位入賞を果たしている。これを目当てに入学した生徒も多く、県内外で強豪校としての呼び声は高い。
1978年第60回全国高等学校野球選手権大会への初出場から功績を残し続け、2008年第80回選抜高等学校野球大会では3月27日の2回戦(初戦)、安房に9回裏逆転サヨナラ勝ちをして、念願の甲子園初勝利を遂げている。

三重県の古豪復活なるか 海星高等学校

かつては海星高校は甲子園の常連校でしたが、残念なことにここ10年ほど出場を惜しくも逃している。過去には春のセンバツで通算2回出場 2勝2敗、夏・選手権で通算11回に渡り出場し7勝11敗の実績を誇っている。
また全国高等学校野球大会では、まったく同じ高校名の長崎県にある海星高等学校と対戦を経験しています。この非常にレアな戦いは現在に至るまで過去に2度行われ、その成績は1勝1敗となっている。近年の甲子園出場争いでは三重高校の復活や菰野高校・宇治山田商業などの新勢力に押されているため、再度常連校としての意地を見せてほしいものだ。

まとめ

全国大会でたまにベスト8くらいに食い込むこともあり、近年力を付けて実績を伸ばしているのが三重県の現状である。今後さらなる好成績を目指して頑張ってもらいたい。