花咲徳栄高校が夏の甲子園初制覇!埼玉県の高校野球を振り返る|【SPAIA】スパイア

「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

花咲徳栄高校が夏の甲子園初制覇!埼玉県の高校野球を振り返る


埼玉県勢の甲子園成績

2017年夏の甲子園で優勝を飾った埼玉県代表の花咲徳栄高校。同校は埼玉県勢として初めて夏の甲子園制覇となった。過去の大会で決勝進出経験は熊谷高校(1941年)、春日部共栄高校(1993年)と2回あったが、いずれも敗退している。春のセンバツでは大宮工業高校(1968年)、浦和学院高校(2013年)と2度の全国制覇を経験している。

また、夏の甲子園で埼玉県勢の通算成績は127試合で67勝60敗、勝率.528。これは47都道府県で真ん中程度となる21位の勝利数となる。おなじく67勝で並んでいるのは香川県だ。

勝率.528は勝利数の21位よりも順位は上となっており15位。1つ上の14位は徳島県で勝率.542(65勝55敗)となっている。

これらの数字を見てわかるとおり、決して全国的に埼玉県は劣っているわけではない。巡り合わせが悪かったということだろう。

埼玉県勢の歴史

埼玉県勢が初めて夏の甲子園に出場したのは1949年の熊谷高校だった。第31回大会にして初めて夏の甲子園に埼玉県勢が出場を果たしたのだ。当時は、2017年現在のように各都道府県ごとに1校ずつ出場ではなく、地区ごとに割り振りが決まっていた。関東は南関東、北関東、東京都、神奈川県の4ブロックで埼玉県は南関東地区に割り振られていた。

初めての出場となった熊谷高校は初戦で倉敷工業高校に敗退。県勢の初勝利はお預けとなっている。しかし、その2年後となる1951年に同じく熊谷高校が2回目の出場を果たすと、初戦から3戦連続完封勝ちを収め決勝に進出。平安高校に4-7で敗れるが、2度目の出場でみごとに準優勝を果たしたのだ。

その後、大宮高校(1957年)、川越工業高校(1973年)、上尾高校(1975年)、浦和学院高校(1986年)、浦和市立高校(1988年)とベスト4進出までは果たしているが、決勝に進むことはできなかった。

長らく突破できなかったベスト4の壁を越えたのは1993年の春日部共栄高校だった。この年、エースナンバー「1」を背負っていたのは土肥義弘選手(元・西武他)だ。土肥選手は2年生ながら全試合に完投。決勝で敗れたものの、育英高校相手に8回3失点と好投を見せていた。

その後、再び低迷するが2017年に花咲徳栄高校が壁を乗り越え、埼玉県勢初優勝を飾っている。

近年の埼玉県情勢

3年連続5回目の夏となった花咲徳栄高校。3年連続という結果だけみると、甲子園出場があたりまえのように感じられてしまうが、決してそのようなことはない。2016年夏の甲子園終了後から、浦和学院高校と激しい争いを繰り広げてきたのだ。

花咲徳栄高校は2016年秋、2017年春の埼玉県大会と決勝で浦和学院高校に敗戦。関東大会への出場権は獲得していたものの、埼玉県を制することはできなかった。そして、迎えた2017年夏の甲子園予選。花咲徳栄高校、浦和学院高校は順当に勝ち上がり、秋、春に続き夏も決勝で相まみえることになる。埼玉県を代表する2校が夏の甲子園予選決勝で顔を合わせるのは、意外にもこれが初めてだった。

雨で1日順延となった決勝は「三度目の正直」で花咲徳栄高校が5-2で浦和学院高校に勝利。秋、春の雪辱を果たした格好だ。

このように、両校の力が抜けていた埼玉県内の高校野球情勢。2018年に行われる第100回大会は記念大会だ。そのために南埼玉、北埼玉に別れて予選が行われ、埼玉県から2校の出場となる。両校は北(花咲徳栄高校)、南(浦和学院高校)に別れており、両校が甲子園に出場しその舞台で戦うことになるかもしれない。

埼玉県予選の名勝負

毎年、全国各地で名勝負が繰り広げられている夏の甲子園予選。埼玉県大会でも過去に屈指の名勝負が行われていた。2000年夏の甲子園予選のことだ。

この年の決勝は春日部共栄高校と浦和学院高校の対戦。春日部共栄高校のエースは中里篤史選手(元・巨人他)、浦和学院高校の先発は坂元弥太郎選手(元・西武他)、と後にプロ野球選手となる逸材同士の対戦であった。両投手の好投が光り、1-1のまま試合は延長戦へ。延長10回裏に浦和学院高校がサヨナラ勝ちを収め甲子園出場を果たした。

埼玉県予選を勝ち抜いた坂元選手は甲子園でもその名を残すことになる。初戦の八幡商業高校戦において19奪三振を記録。この数字は56年ぶりとなる甲子園タイ記録だった。2回戦で敗退したがその試合でも16三振を奪う好投。奪三振能力の高さを見せてくれた。この甲子園での快投があり、埼玉県予選決勝での投手戦が再評価されることとなった。

同年のドラフト会議で中里選手は中日ドラゴンズから1位指名、坂元選手はヤクルトスワローズから4位指名を受け、プロ入りを果たしている。

主なプロ入り選手達

埼玉県の高校からプロ野球へ入団した選手は多い。ドラフト制以後(1965年)、かつては浦和学院高校、春日部共栄高校からのプロ入りが多かった。しかし、近年では花咲徳栄高校からのプロ入りが多く2010年以降は埼玉県内最多となる5名がプロ入りを果たしている。

また、斎藤雅樹選手(現・巨人二軍監督)、鳥谷敬選手(現・阪神)などのスター選手も輩出している。夏の甲子園制覇は2017年が初めてだったものの名選手は生まれていたのだ。

主なプロ入り選手

・浦和学院高校
鈴木健選手(1987年西武1位)
大竹寛選手(2001年広島1巡目)
赤坂和幸選手(2007年(高校)中日1巡目)

・春日部共栄高校
土肥義弘選手(プリンスホテル→1997年西武4位)
中里篤史選手(2000年中日1位)

・花咲徳栄高校
根元俊一選手(東北福祉大学→2005年(大・社)ロッテ3巡目)
若月建矢選手(2013年オリックス3位)
高橋昂也選手(2016年広島2位)
大滝愛斗選手(2015年西武4位)
岡崎大輔選手(2016年オリックス3位)

・聖望学園高校
鳥谷敬選手(早稲田大学→2003年阪神自由枠)

・上尾高校
仁村徹選手(1983年中日2位)

・大宮東高校
平尾博嗣選手(1993年阪神2位)

・立教新座高校(旧:立教高校)
長嶋一茂選手(立教大→1987年ヤクルト1位)

・市立川口高校
斎藤雅樹選手(1982年巨人1位)

・鷺宮高校
増渕竜義選手(2006年(高校)ヤクルト1巡目)

・所沢高校
伊東勤選手(西武練習生→1981年西武1位)
※熊本工業高校から転校

・川越東高校
高梨雄平選手(早稲田大学→JX・ENEOS→2016年楽天9位)

おすすめの記事

関連記事

プロ野球 試合経過・結果

セ・リーグ

パ・リーグ

{{league_title}}

  • 本日開催される試合はありません

B1 順位表

東地区
中地区
西地区
:Bリーグ チャンピオンシップ出場チーム
:B1 残留プレーオフ出場チーム
チーム勝率
{{club.Rank}}{{club.TeamNameS}}
{{club.WinningCount}}{{club.LosingCount}}{{trimFirstZero(club.WinningRate)}}{{getFormattedGameBehind(club)}}
:Bリーグ チャンピオンシップ出場チーム
:B1 残留プレーオフ出場チーム
チーム勝率
{{club.Rank}}{{club.TeamNameS}}
{{club.WinningCount}}{{club.LosingCount}}{{trimFirstZero(club.WinningRate)}}{{getFormattedGameBehind(club)}}
:Bリーグ チャンピオンシップ出場チーム
:B1 残留プレーオフ出場チーム
チーム勝率
{{club.Rank}}{{club.TeamNameS}}
{{club.WinningCount}}{{club.LosingCount}}{{trimFirstZero(club.WinningRate)}}{{getFormattedGameBehind(club)}}

プロ野球 OPS順位

セ・リーグ
パ・リーグ
 選手名・所属チームOPS 
{{index + 1}}{{item.raw.Name}}{{item.raw['ShortName-Team']}}{{item.metrics.ops.toFixed(3)}}{{item.metrics.ops.toFixed(3).substring(1)}}
 選手名・所属チームOPS 
{{index + 1}}{{item.raw.Name}}{{item.raw['ShortName-Team']}}{{item.metrics.ops.toFixed(3)}}{{item.metrics.ops.toFixed(3).substring(1)}}

人気記事ランキング

SPAIA スポーツコラム ライター募集中!