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打って繋いで大量得点!甲子園の大会記録を持つチームたち


春の選抜で本塁打大会記録を持つ1984年のPL学園

2017年の夏の甲子園では、広陵高校が8本塁打を記録した。特に3番を打つ中村奨成選手は、32年ぶりに大会個人記録を更新する6本塁打を記録し、大きな話題となった。だが過去にはこれ以上に破壊力のある打線を擁したチームもある。チーム最多本塁打記録じゃ、春の選抜では1984年PL学園の8本、夏の甲子園では2000年智弁和歌山の11本である。

84年のPL学園といえば、2年生だったKKコンビが在籍していた年だ、この大会で5試合で8本のものホームランを放ち、準優勝という成績を収めている。選抜は夏に比べて試合数が少ないのだが、その中でこれだけの本数を残したというのは驚異的だ。
ホームランの内訳は清原和博さんが3本、桑田真澄さんが2本、1番の黒木泰典さん、3番の鈴木英之さん、9番の旗出浩二さんが1本ずつ。実は5ホームランが出たのは5試合中2試合だけなのだが、1回戦の砂川北(北海道)戦だけで6本が記録されている。

初回から3番・鈴木さん、4番・清原さんの2者連続ホームランが飛び出すと、3回には1番・黒木さんがバックスクリーン右に、5番・桑田さんがレフトにスリーランを放り込む。4回には9番・旗出さんにもホームランが飛び出し、この試合5本目。5回には再び桑田さんがレフトへ放ち、チーム6本目の新記録を打ち立てた。
桑田さんはこの日は投手としての出場ではなかったが、その分バッティングでは大仕事を果たしたようだ。試合は18-7とPLが大勝している。続く京都西では清原さんが2本塁打を放ち、これでチーム8本目となった。

夏の甲子園で本塁打記録をうちたてた2000年の智弁和歌山

夏の甲子園では、2000年の智弁和歌山が11本を放っている。この年は打線が非常に強力であり、未だに高校野球史上最強打線ではないかといわれているほどだ。決勝までに2桁得点も3度記録している。決勝までのスコアと本塁打数を紹介すると、以下の通り。

1回戦 新発田農業(新潟) 14-4 2本塁打
2回戦 中京大中京(愛知) 7-6
3回戦 PL学園(大阪) 11-7 4本塁打
準々決勝 柳川(福岡) 7-6 2本塁打
準決勝 光星学院(青森) 7-5
決勝 東海大浦安(千葉) 11-6 3本塁打

現在もヤクルトスワローズで活躍する武内晋一選手が2年生ながら2本、2番の堤野健太郎さんが2本、4番の池邉啓二さんが1本、5番の後藤仁さんが3本、6番の山野純平さんが3本。中軸の選手たちが大いに打ちまくった。ちなみにチーム安打数100本も大会記録、チーム打率.413はその4年後に駒大苫小牧が更新したが、こちらも当時の大会記録を樹立している。

PL学園戦では、後にプロ入りする朝井秀樹(近鉄→楽天→巨人)を相手に4本塁打を浴びせたり、準々決勝の柳川戦では、4点ビハインドから武内選手のソロ、山野さんのスリーランで同点に追いついたりなど、良い場面でのホームランが多かったのも特徴だ。
決勝の東海大浦安戦でも、ビハインドから堤野さんが同点ホームランを放つこと2回。そして終盤の8回に集中打を浴びせて勝利している。打力だけでなく、勝負強さも兼ね備えた、本当に恐ろしい打線であった。

春の選抜の安打記録は2011年の東海大相模

続いては安打記録を見てみよう。夏の甲子園は智弁和歌山であるが、春の選抜では2011年の東海大相模が記録を打ち立てている。前年度は一二三慎太選手を擁して準優勝。そのとき2年生だった渡辺勝選手(現:中日ドラゴンズ)や、田中俊太選手(カープ田中広輔選手の弟)らが3年生になり、彼らを中心に打線の厚みはかなりのものであった。

初戦の関西(岡山)戦から10安打9得点を記録すると、続く大垣日大(岐阜)戦でも20安打13得点、2試合で30安打21得点を記録する。だが鹿児島実業戦は投手戦となり、9安打を放つものの2点しか取れない。エースの近藤正崇選手が完封して2-0で勝利したが、相手の野田昇吾選手(現:埼玉西武ライオンズ)選手を最後まで打ち崩すことができなかった。続く履正社戦では、そのうっぷんを晴らすかのように打線が大爆発する。

初回から3安打を集中して2点を取ると、3回終了までに6点を取り、試合をほぼ決定づけてしまう。しかし打線が本領を発揮したのは4回からだ。ヒットと死球で満塁のチャンスを作ると、2年生の森下翔平選手がレフトへグランドスラム。さらに攻撃の手は緩まらず、6回にも3安打で2点を入れると、7回には田中俊太選手が、なんとこの日チーム2本目となるグランドスラムをライトスタンドへ突き刺してしまった。結局この日は21安打16得点を記録。非常に良い勢いの中で、決勝へと進出する。

決勝では三好匠選手(現:東北楽天ゴールデンイーグルス)、高城俊人選手(現:DeNAベイスターズ)バッテリーが率いる九州国際大附属と対戦し、ここでも14安打6得点と打線が好調。投手陣も相手を1失点に抑え、6-1で快勝した。結局決勝までの5試合で4度の2桁安打を記録。合計74安打という大会記録を打ち立てた。

1試合での本塁打記録は2006年のあの名試合で生まれた

続いては1試合あたりの記録を見てみよう。1試合最多本塁打記録は、春の選抜では1984年PL学園対砂川高校戦でPL学園が記録した6本。そして夏の大会は、2006年の智弁和歌山対帝京高校で、智弁和歌山が記録した5本だ。この試合は智弁和歌山が2度の大逆転を果たした試合でもあり、夏の名試合としてあげられることも多いため、鮮明に覚えているという方も多いのではないだろうか。

この試合は序盤からずっと智弁和歌山が主導権を握っていた。帝京先発の高島祥平さん(元中日ドラゴンズ)を、7番・馬場一平さんのスリーランでKOすると、代わった垣ヶ原達也さんにも2番・上羽清継さんのツーラン、馬場さんの2本目となるソロを浴びせ、序盤だけで3本塁打6得点の猛攻を浴びせる。帝京は4回に2点を返すものの、7回には智弁和歌山の3番・廣井良介さんにもツーランが飛び出し8-2。勝負は決したかと思われた。

しかし、帝京は8回に5番・塩沢佑太さんのツーランで2点を返し8-4とすると、なんとか9回に望みをつなぐ。9回、先頭の代打・沼田隼さんがサードゴロに終わり、1アウト。1番・不破卓哉さんがセンターへヒット、2番の勝見亮祐さんが死球で出塁し、1・2塁のチャンスを作るも、3番・野口直哉さんは三振に終わり、2アウト。あと1人のところまで追い込まれた。

二転三転する最終回。最後に笑うのは

続く4番・中村晃選手(現:福岡ソフトバンクホークス)がライトへタイムリーを放つと、5番・塩沢さん、6番・雨森達也さん、7番・我妻壮太さんも続き、8-7と1点差に迫る。なおも2死満塁のチャンス。打席には1年生の8番・杉谷拳士選手(現:北海道日本ハムファイターズ)。打球は三遊間へのゴロ、これが野手の間をしぶとく抜き、ランナー2人が生還。これで8-9。逆転の2点タイムリーヒットとなった。
そして打者1巡し、打席には再び沼田さん。1ボールからの2球目、振り抜いた打球はレフトスタンドへ飛び込むスリーランホームラン。これで8-12。あまりにも劇的な展開に、スタンドは大きくわき上がる。

だが甲子園には魔物がいた。その裏の智弁和歌山の攻撃。マウンドにはセンターを守っていた勝見さんが上がる。しかし、ストライクが入らない。2番・上羽さん、3番・廣井さんにフォアボールを与えてしまうと、4番・橋本良平さん(元阪神タイガース)にはレフトスタンドへスリーランを被弾。これで11-12と1点差。さらに5番・亀田健人さんも四球で歩かせてしまう。ここでマウンドには杉谷選手があがるものの、初球を6番・松隈利道さんに当ててしまい1球で交代。背番号16を着けた岡野裕也さんへとスイッチした。

岡野さんは、この日2本塁打の馬場さんをなんとかレフトフライに打ち取るものの、続く代打・青石裕斗さんにタイムリーを浴びてしまい、同点に追いつかれてしまう。さらに9番・楠本諒さんに四球を与えてしまうと、1番・古宮克人さんにも四球を与えてしまい、痛恨のサヨナラ押し出し。9回だけで二転三転したこの試合は、智弁和歌山が勝利した。この日、智弁和歌山が記録した5本塁打、および両軍合わせた7本塁打も大会記録として残っている。

強力な打線は強烈なインパクトを与える

甲子園で打撃記録をもつチームを紹介した。ちなみに2000年の智弁和歌山打線は、同年春の選抜でも香川の丸亀高校相手に24安打20得点を挙げており、1試合の安打記録を作っている。春は1試合での記録、夏は大会記録。本当に恐ろしい打線だ。またKKコンビが率いるPL学園打線も、翌年の夏の大会で日大山形相手に32安打29得点を記録しており、こちらも夏の大会における1試合の最多安打記録となっている。

やはり強力打線があるチームは、派手なゲーム展開になることが多い。そして、強烈なインパクトを私たちに与えてくれる。2017年は、多くのホームランが飛び出し、多くの劇的な展開が生まれてきた。2018年の100回大会では、一体どんなゲームが生まれるだろうか。

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