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甲子園を春夏連覇した7校を振り返る【興南高校】

2017 8/3 12:07Mimu
ピッチャー
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最高の形で前年のリベンジをはたした興南高校

2010年の春夏連覇と言えば、沖縄の興南高校だ。左のトルネード、島袋洋奨選手(現福岡ソフトバンクホークス)の熱投は、まだまだ記憶に新しいだろう。実は興南高校は2009年にも春夏連続で甲子園に出場しており、当時2年生ながらベンチ入りしていた選手は多い。
しかし、この年は2大会連続の初戦敗退。島袋選手は選抜の富山商業戦で延長10回19奪三振という記録を残し、真栄平大輝(まえひら)選手も夏の明豊戦で今宮健太選手(現福岡ソフトバンクホークス)からホームランを放ったりなど実績はあったものの、決して評判が高かったというわけではなかったのだ。
それでも2大会連続の1回戦敗退を重く受け止め自分たちには力が足りないと自覚した選手たちは、監督が指示した練習にプラスアルファの練習を行い、常に向上心を心がけた。明確な目標を持った練習は、周りが思う以上に選手たちのレベルを向上させていく。
その結果、九州ベスト4であった秋季大会で選抜の出場枠を何とか確保すると、更に選手たちは自分たちの野球に磨きをかけ、選抜大会に挑んでいったのだ。

強豪校を次々に撃破

そして迎えた春の選抜大会で初戦の関西高校戦。岡山県屈指の強豪校が相手であったが、いきなり先頭の国吉大陸選手がセンター前ヒットを出し、2番の慶田城開(けだしろ かい)選手が送ってチャンスを作ると、4番の真栄平選手がレフト前に運び、幸先よく先制する。
国吉・慶田城の両選手も前年の甲子園に先発出場していたが、2人そろってノーヒットに終わっていたため、今回はキッチリと自分の仕事をこなすことができた。その後も効率的に得点を重ね、投手の島袋選手が9回1失点14奪三振の好投で4-1で快勝する。
続く智弁和歌山戦でも、強豪校相手に自分たちの野球を繰り広げる。序盤こそ接戦であったが、3番の我如古盛次(がねこ)選手が5打数5安打と大暴れしたのを筆頭に、打線が面白いようにつながっていく。1-2のビハインドから5回の裏に一挙3点を奪い逆転すると、8回には真栄平選手がライトスタンドへとどめのツーラン。1度繋がった興南打線を止めるのは至難の業だ。ちなみに我如古選手は1回戦の第3打席から3打席連続ヒットを記録しており、この試合の5本を加えて8打席連続ヒットの新記録を達成となった。
準々決勝の帝京高校(東京)戦を5-0、準決勝の大垣日大(岐阜)戦も10-0と2試合連続完封し決勝へと駒を進める。

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