「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

甲子園を春夏連覇した7校を振り返る【横浜高校】

2017 8/3 12:07Mimu
野球ボール
このエントリーをはてなブックマークに追加

延長17回、3時間37分の死闘

延長戦、先に得点を奪ったのは横浜高校だった。11回の表に松坂選手がヒットを放ち送りバントで2塁へ進めると、途中からレフトに入っていた柴武志選手がタイムリーで、この試合で初めて横浜がリードを奪う。しかしPLもその裏ですかさず大西選手のタイムリーで同点となり、両者一歩も譲らない状況だ。
次に試合が動いたのは16回表だった。今度は小池選手の内野安打などで満塁のチャンスを作ると、2番・加藤選手がショートゴロで1点を追加する。PLは11回に同点に追いつき、以降は松坂選手の前に12~15イニングまで4イニング連続の3者凡退。
流れは完全に横浜かと思われたが、先頭の田中一徳選手が内野安打で出塁すると、先ほどの横浜と同様にショートゴロで1点を取り同点となった。すでに3時間を越えようかという試合時間だったが、PL学園の集中力は本当に見事だった。
17回表に横浜高校の攻撃で簡単に2死を取られるも、柴選手がエラーで出塁し常盤亮太選手へと打席が回る。その初球、振り抜いた打球はきれいな放物線を描き、ライトスタンドへ飛び勝ち越しのツーランホームランとなった。あまりにも美しく見事な1発で、横浜高校が3度目のリードを奪う。
そしてその裏のPL学園の攻撃で先頭の大西選手をショートゴロに打ち取ると、続く6番・三垣勝己選手をライトフライ。そして田中雅彦選手を見逃しの三振に打ち取り、ゲームセット。17イニングで250球。3時間37分の死闘は、横浜高校に軍配が上がった。

苦しい展開はさらに続く、高知の名門校との激突

続く相手は高知の名門・明徳義塾高校だ。しかも試合日はPL学園戦の翌日だったため松坂選手はとても投げられる状態ではなく、2年生の袴塚健次選手に先発マウンドを託した。序盤はなんとか0点でしのぐも4回の表に先制され0-1に。さらに5回表にも集中打を浴び、同じく2年生の斉藤弘樹選手がマウンドにあがったが、勢いを止めきることができず合計で3点を追加されて0-4。
その後も追加点を取られ、打線も明徳義塾の左腕エース・寺本四郎選手(元千葉ロッテマリーンズ)から得点を奪えない。8回表終了時で6点のビハインドという状況となり、横浜高校の夏もここまでかと思われた。
だが8回の裏、打線が寺本選手をようやく捉え始める。エラーからチャンスをつかむと、後藤選手と松坂選手のタイムリーで2点を返す。そして、ピッチャーは技巧派の高橋一正選手(元ヤクルトスワローズ)に交代するも、まだまだ横浜打線は止まらず、高橋選手からもタイムリーを放ち2点を追加したのだ。これでなんとか4-6と2点差まで迫ることができた。
この勢いを大事にしたい横浜は9回から松坂選手が登板し、見事に3者凡退に切ってとりその裏の攻撃に望みをつなぐ。

おすすめの記事